先週末に八王子で行われたボルダー第1戦で3位に入った松藤藍夢

明日からソウルでクライミングW杯スピード第1戦、ボルダー第2戦が開催 昨年は日本男子が表彰台独占

 クライミングW杯のスピード第1戦、ボルダー第2戦が28~30日、韓国・ソウルで行われる。

 東京・八王子でボルダー第1戦が行われてから1週間。W杯の舞台は韓国へと移る。28日には今シーズンのスピード開幕戦が行われる。昨年の成績から国別出場枠の上限、男女5枠ずつを持つ日本は、その枠を満たす5人ずつを送り込む。今年のジャパンカップ王者である安川潤、林かりん、5秒31の日本記録を持つ大政涼らがエントリーしており、5秒46のユースA日本記録保持者で16歳の田渕幹規は初めてW杯に出場する。着実にタイムを縮めてきている日本勢はどこまで海外勢に食い込めるのか、注目したい。

 29、30日にはボルダー第2戦が行われる。およそ1年前に行われた昨シーズンのソウル大会では藤井快、楢崎智亜、緒方良行の順で上位を独占した。今大会にもその3人がエントリーしているほか、先週末の第1戦でW杯初出場ながら決勝に進出した16歳の安楽宙斗、女子で3位に入り初の表彰台に輝いた松藤藍夢らも出場を予定している。日本勢による上位独占という昨年の再現はなるか。
 

クライミングW杯2023 ソウル大会(スピード第1戦、ボルダリング第2戦)

スケジュール

4月28日(金)[スピード]
12:15 ~ /男女予選
20:00 ~ /男女決勝
4月29日(土)[ボルダー]
09:00 ~ /男子予選 ※降雨のため延期
15:30 ~ /女子予選
4月30日(日)[ボルダー]
11:00 ~ /男女準決勝
18:00 ~ /男子決勝
19:30 ~ /女子決勝

10:00 ~ /男子予選
18:00 ~ /男女準決勝
※決勝は中止

※スケジュールは予告なく変更される場合があります

日本代表出場予定選手

[ボルダー男子]
楢崎 明智(日新火災)
楢崎 智亜(無所属)
緒方 良行(B-PUMP)
藤井 快(無所属)
佐野 大輝(愛知県山岳連盟)
通谷 律(佐賀県山岳・スポーツクライミング連盟)
井上 祐二(大阪府山岳連盟)
安楽 宙斗(千葉県立八千代高等学校)

[ボルダー女子]
伊藤 ふたば(デンソー岩手)
森 秋彩(茨城県山岳連盟)
野中 生萌(無所属)
関川 愛音(八戸学院光星高等学校)
青柳 未愛(日本大学)
松藤 藍夢(日本大学)
中川 瑠(日本大学)

[スピード男子]
安川 潤(早稲田大学)
大政 涼(松山大学)
田渕 幹規(上宮高等学校)
藤野 柊斗(東洋大学)
池田 雄大(無所属)

[スピード女子]
林 かりん(鳥取県山岳・スポーツクライミング協会)
竹内 亜衣(千葉市立千葉高等学校)
河上 史佳(鳥取県山岳・スポーツクライミング協会)
金谷 春佳(鳥取県山岳・スポーツクライミング協会)
林 奈津美(奈良県山岳連盟)

※左から氏名、所属先(出場予定選手、所属先は4月21日時点)

CREDITS

編集部 / 写真 窪田亮

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