日本代表に初選出された関川愛音(めろでぃ)

スポーツクライミングの2023年ボルダー日本代表が発表 関川愛音ら初選出

 JMSCA(日本山岳・スポーツクライミング協会)は10日、2月4、5日に行ったボルダージャパンカップ(以下BJC)の結果などに基づいて今シーズンの国際大会に派遣するボルダー(ボルダリング)日本代表を発表した。

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 選ばれたのは男子11人、女子10人の総勢21人。今年1月1日時点での世界ランキング10位以内にランクインしたことでW杯出場権を手にしていた(IFSC枠)緒方良行、楢崎智亜、藤井快、野中生萌、伊藤ふたばに加え、彼らを除いたBJC男女各上位8人がメンバー入りした。

 種目を問わず日本代表初選出となったのはBJCで女子3位に入り話題を呼んだ15歳の関川愛音(めろでぃ)、男子の16歳・通谷律、18歳・関口準太の3人。昨年リード日本代表に名を連ねた16歳の安楽宙斗はボルダーでは初めてリストに名を連ねた。

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 代表内には大会に派遣されるための優先順が1から3まであり、今回発表されたのはIFSC枠保有選手の「2」とBJC上位選手の「3」。世界選手権やアジア競技大会に優先出場できる優先順「1」の選手はBJCとLJC(リードジャパンカップ/2月25、26日開催予定)、あるいはボルダー&リード(コンバインド)ジャパンカップ(4月8、9日開催予定)の結果で決まる。

※BJC以降の大会結果を受けて、下記の日本代表選手の情報(選手、参加優先順)を更新しました
 

2023シーズン ボルダー日本代表

[男子]
安楽 宙斗(千葉県立八千代高等学校)*1-1 *初 *4月19日優先順更新
楢崎 明智(日新火災)*1-1
百合草 碧皇(早稲田大学)*1-2 *4月19日追加発表
楢崎 智亜(無所属)*1-3
緒方 良行(B-PUMP)*1-4 *4月19日優先順更新
小俣 史温(東京都山岳連盟)*1-5 *初 *3月10日追加発表
藤井 快(無所属)*2
佐野 大輝(愛知県山岳連盟)*3-1
通谷 律(佐賀県山岳・スポーツクライミング連盟)*3-2 *初
井上 祐二(大阪府山岳連盟)*3-3
杉本 怜(北海道山岳連盟)*3-4
高田 知尭(鳥取県山岳・スポーツクライミング協会)*3-5
関口 準太(栃木県山岳・スポーツクライミング連盟)*3-6 *初
小西 桂(神奈川県山岳連盟)*3-7 *3月10日追加発表
杉本 侑翼(近畿大学工業高等専門学校)*3-8 *初 *4月19日追加発表

[女子]
森 秋彩(茨城県山岳連盟)*1-1
松藤 藍夢(日本大学)*1-2 *4月19日優先順更新
伊藤 ふたば(デンソー岩手)*1-3
野中 生萌(無所属)*1-4
小池 はな(川口市立高等学校)*1-5 *4月19日追加発表
関川 愛音(八戸学院光星高等学校)*3-1 *初
青柳 未愛(日本大学)*3-2
中川 瑠(日本大学)*3-3
倉 菜々子(新東工業)*3-4
久米 乃ノ華(日本大学)*3-5
大河内 芹香(佐賀県山岳・スポーツクライミング連盟)*3-6
葛生 真白(栃木県山岳・スポーツクライミング連盟)*3-7 *3月10日追加発表
竹内 亜衣(千葉市立千葉高等学校)*3-8 *初 *4月19日追加発表

※左から氏名、所属先(4月19日時点)、参加優先順
※参加優先順1=第6期パリ五輪強化選手
※参加優先順2=IFSC枠保有選手
※参加優先順3=第6期パリ五輪強化選手、IFSC枠保有選手を除いたBJC上位8選手
※楢崎智亜、緒方良行、伊藤ふたば、野中生萌はIFSC枠保有選手を兼ねる

CREDITS

編集部 / 写真 窪田亮

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