女子表彰台=(左から)野中生萌、伊藤ふたば、関川愛音

伊藤ふたばが3度目V 決勝で見事な“全完一撃”【ボルダージャパンカップ2023】

 5日午後、ボルダージャパンカップ(以下BJC)の女子決勝が行われ、4課題すべてを1トライで沈めた伊藤ふたばが文句なしの優勝を飾り、3大会ぶり3度目の頂点に立った。

 コロナの制限が緩和され、マスク着用での声出し応援も解禁された今大会。会場の駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場に多数の観客が集まった中、女子決勝の選手紹介ではこの日午前の準決勝を勝ち抜いた野中生萌、松藤藍夢、青柳未愛、伊藤ふたば、森秋彩、関川愛音(めろでぃ)が並び立った。15歳の関川はBJC初出場でファイナリストに名を連ねた。

 同じ東北出身ということもあり、普段から伊藤を慕うその関川の前で伊藤が素晴らしいパフォーマンスを披露する。第1課題、序盤のコーディネーションムーブを華麗にこなすと、ゴール取りで飛び出す際に左トウフックを駆使してバランスを保ち完登。他選手がトウフックをかける判断に数トライを要していた中で、一発で正解ムーブを披露した。

第1課題を完登した伊藤

 スラブの第2課題は見事な足さばきで徐々に高度を上げ、トップホールドに到達。強度が増した第3課題でも冷静にムーブを処理して一度も落下せずクリアし、体力勝負にもなった強傾斜の最終課題は抜群の身のこなしで優勝の一手を決めた。伊藤は完登するたびに笑顔を見せ、最年少14歳で優勝した2017年、17歳でV2を達成した2020年に続き、3回目のボルダリング日本一に輝いた。

第4課題を登り切り3度目の優勝を確実とした

 2位は5大会連続表彰台の野中生萌。第2課題以外は順当に登り切った。そして3位には関川。第2課題を残り数秒で攻略するなど初出場とは思えない出来で2完登4ゾーンをマークした。森は第1課題のコーディネーションに苦しんで2完登2ゾーンの4位、それぞれ2度目の決勝を戦った青柳、松藤が5、6位で続いた。

2位の野中生萌

堂々としたパフォーマンスで3位に入った15歳の関川愛音

<決勝リザルト>

1位:伊藤 ふたば(無所属)/4T 4z 4 4
2位:野中 生萌(無所属)/3T 4z 5 8
3位:関川 愛音(八戸市立湊中学校)/2T 4z 14 14
4位:森 秋彩(茨城県山岳連盟)/2T 2z 3 2
5位:青柳 未愛(日本大学)/1T 4z 3 13
6位:松藤 藍夢(日本大学)/0T 4z 0 14

※左から順位、氏名、所属先、成績
※成績は左から完登数、ゾーン獲得数、完登に要した合計アテンプト数、ゾーン獲得に要した合計アテンプト数

「ボルダージャパンカップ2023」大会特設サイト
大会公式掲示板(競技順・成績速報などはこちらから)

CREDITS

取材・文 編集部 / 写真 窪田亮

※当サイト内の記事・テキスト・写真・画像等の無断転載・無断使用を禁じます。

back to top