年間女王に輝いたヤンヤ・ガンブレット

ガンブレットが2年連続の頂点 史上最多6度目のW杯年間制覇【リードW杯2022 女子年間ランキング】

 インドネシア・ジャカルタで25、26日、2022年のクライミングW杯リード女子最終戦が行われ、スロベニアのヤンヤ・ガンブレットが優勝。今シーズンの年間ランキングでもガンブレットが2年連続5度目の頂点に輝いた。

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 開幕4連勝を含む5勝を挙げたガンブレットは、各大会の成績によって与えられるポイントで争う年間ランキングでも独走。ここ6シーズンで5度目のリード年間1位に立った。さらに2019年ボルダリングW杯での1位を合わせると年間優勝は6度目。これはクライミングW杯史上最多の記録となった。

日本が1位に返り咲き【リードW杯2022 国別年間ランキング】

 そのガンブレットの開幕5連勝を阻んだのが、日本の森秋彩。2019年の世界選手権でリード3位に入り日本人最年少メダリストとなった森は、9月のコペル大会(スロベニア)で3年ぶりに国際大会に出場すると、地元の大声援を受けるガンブレットを抑えてW杯初優勝。続くエジンバラ大会(イギリス)では予選、準決勝、決勝と全課題を完登して2連勝を飾り、国内外に衝撃を与えた。

 その2大会のみの出場にとどまった森は2000ポイントで年間11位。彼女の他に決勝に進んだ日本勢は谷井菜月、中川瑠の2人で、谷井は6度、中川は4度とコンスタントにファイナリスト入り。年間ランキングでは谷井が6位、中川が8位でトップ10にランクインした。

<リードW杯女子年間ランキング>

1位:ヤンヤ・ガンブレット(SLO)/5805
2位:ソ・チェヒョン(KOR)/4405
3位:ナタリア・グロスマン(USA)/3370
4位:ラウラ・ロゴラ(ITA)/3345
5位:ブルック・ラバトゥ(USA)/3250
6位:谷井 菜月(JPN)/3075
7位:ミア・クランプル(SLO)/2385
8位:中川 瑠(JPN)/2320
9位:ヴィータ・ルーカン(SLO)/2235
10位:ジェシカ・ピルツ(AUT)/2149
11位:森 秋彩(JPN)/2000
17位:大田 理裟(JPN)/1314.5
18位:伊藤 ふたば(JPN)/1206
22位:小武 芽生(JPN)/879
27位:小池 はな(JPN)/505
30位:柿崎 未羽(JPN)/478.5
49位:阿部 桃子(JPN)/189.5

※左から順位、氏名、所属国、ポイント
※10位までを掲載。日本人選手は11位以下も掲載

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編集部 / 写真 © Lena Drapella/IFSC

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