五輪予選シリーズ第1戦のスポーツクライミング日本人出場選手コメント【ボルダー&リード女子】
16日から始まるパリ五輪予選シリーズ(以下OQS)の第1戦(中国・上海)に向けて、JMSCA(日本山岳・スポーツクライミング協会)が出場選手のコメントを発表した。以下、ボルダー&リードの女子に出場する伊藤ふたば、久米乃ノ華、中川瑠、野中生萌のコメント一覧(質問文、回答コメントはすべて原文ママ)。
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▼伊藤 ふたば(デンソー岩手)
――ワールドカップに参戦して、今の自分の調整状況について教えてください。
ワールドカップ開幕戦は自分の中で冬場のトレーニングの成果を感じる部分もありましたし、今はいい緊張感を持ってOQSに向けた準備が出来ていると思います。
――ワールドカップに参戦して、他の出場予定選手について、感じたことを教えてください。
普段の大会から他の選手を意識することが無いので、答えるのが難しいです。
――OQSへの意気込みを教えてください。
この2大会では悔いのないよう、いいパフォーマンスをしたいです。これまでやってきたことを信じてOQSに臨みたいです。
▼久米 乃ノ華(日本大学)
――ワールドカップに参戦しなかった理由を言える範囲で教えてください。
大会の雰囲気や自分の調子を知るために出たかったのですが、指の怪我で3月いっぱい登れていなかったことと、怪我を悪化させたくなかった為、キャンセルしました。
――今の調整状況を教えてください。
3月いっぱい登れていなかった為、しっかりトレーニングできたのは1ヶ月でした。思うように調子が上がらず、満足のいく状態ではありませんが、精一杯頑張ります。
――OQSへの意気込みを教えてください。
今持っている力を最大限出せるよう、全力を尽くします!
▼中川 瑠(日本大学)
――ワールドカップに参戦して、今の自分の調整状況について教えてください。
ワールドカップに参戦してみて、自分の大会での集中力の低さと調整不足を感じ、ワールドカップ後は怪我とも向き合いながら特に集中力をより引き出せるようなトレーニングをメインにして1回1回のトライを大事に出来るように調整してきました。
――ワールドカップに参戦して、他の出場予定選手について、感じたことを教えてください。
他の出場選手は大会が無かった期間でボルダー、リード共に実力をあげてきていて、今回のOQSに向けて強くなっていて、しっかり出来ることをやってきたというのがすごく感じられました。
――OQSへの意気込みを教えてください。
オリンピックの出場を狙える立場として、OQSまで来ることができた自分の実力と運を信じて自分の全力をしっかり出して悔いの残らないような登りをしたいです。
▼野中 生萌(無所属)
――ワールドカップに参戦して、今の自分の調整状況について教えてください。
初戦で肩に負担がかかってしまい思うように登れなかったのが残念ではありますが、徐々に回復していき、今はまた調子を上げてこれている手ごたえはあります。
――ワールドカップに参戦して、他の出場予定選手について、感じたことを教えてください。
いつものシーズンと違い、選手それぞれの調整期間や大会に対する臨み方の違いを感じました。
――OQSへの意気込みを教えてください。
悔いの残らないように頑張りたいです。
CREDITS
文 編集部 / 写真 © Kazushige Nakajima / IFSC