前回コペル大会でボルダーに引き続きリードの年間優勝も確実とした安楽宙斗

クライミングW杯最終戦 スピード、リード第6戦が明日から開催

 今シーズンのクライミングW杯最終戦が22~24日、中国の呉江で行われる。実施種目はスピードとリードで、いずれも6戦目を迎える。

 リードは2週間前のコペル大会で安楽宙斗が男子決勝唯一の完登を果たし2連勝。女子は森秋彩が2位で銀メダルを獲得した。安楽は年間ランキングでボルダーに続く1位を確実とし、同じ年に2種目でW杯の年間王者に輝く快挙をデビューシーズンに遂げる偉業をやってのけた。今大会にはその2人を筆頭に、男子9人、女子7人の日本勢が出場を予定している。なお、女子はヤンヤ・ガンブレット(スロベニア)が暫定で年間1位となっているが、今大会への出場は見送っているため、年間優勝の座はまだ未確定だ。

 7月以来の開催となるスピードは前回シャモニー大会で安川潤が自己最高の男子4位でフィニッシュした。メダルまであとわずかだっただけに、今大会でその悔しさをぶつけたい。日本勢は男子5人、女子4人がエントリーしている。

 また、今大会は11月にインドネシア・ジャカルタで開催予定のパリ五輪アジア予選に向けた日本代表を選考する上で重要な大会となる。ボルダー&リード種目は今大会までの成績をもとに男女各3人の代表選手を決める。
 

クライミングW杯2023 呉江大会(スピード、リード最終第6戦)

スケジュール

9月22日(金)
09:00 ~ /リード男女予選(10:00 ~)
19:00 ~ /スピード男女予選(20:00 ~)
9月23日(土)
15:00 ~ /リード男女準決勝(16:00 ~)
19:30 ~ /スピード男女決勝(20:30 ~)
9月24日(日)
19:00 ~ /リード女子決勝、男子決勝(20:00 ~)

※スケジュールは予告なく変更される場合があります
※()内は日本時間

日本代表出場予定選手

[リード男子]
本間 大晴(無所属)
百合草 碧皇(早稲田大学)
吉田 智音(摂南大学)
緒方 良行(B-PUMP)
樋口 純裕(佐賀県山岳・スポーツクライミング連盟)
小俣 史温(東京都山岳連盟)
鈴木 音生(静岡県立大学)
安楽 宙斗(千葉県立八千代高等学校)
上村 悠樹(東京都山岳連盟)

[リード女子]
松藤 藍夢(日本大学)
谷井 菜月(明治安田生命)
中川 瑠(日本大学)
森 秋彩(茨城県山岳連盟)
野中 生萌(無所属)
伊藤 ふたば(デンソー岩手)
小池 はな(川口市立高等学校)

[スピード男子]
大政 涼(松山大学)
安川 潤(早稲田大学)
藤野 柊斗(東洋大学)
竹中 翔(岐阜県山岳連盟)
池田 雄大(無所属)

[スピード女子]
林 かりん(鳥取県山岳・スポーツクライミング協会)
竹内 亜衣(千葉市立千葉高等学校)
河上 史佳(鳥取県山岳・スポーツクライミング協会)
林 奈津美(奈良県山岳連盟)

※左から氏名、所属先(出場予定選手、所属先は9月8日時点)

CREDITS

編集部 / 写真 © Jan Virt / IFSC

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