全カテゴリーでボルダー初王者が誕生【ユースフューチャーカップ2023】

 スポーツクライミングのユースC(2010年、11年生まれ)、ユースD(2012年、13年生まれ)が対象の「第3回ユースフューチャーカップ鉾田」が16、17日に行われ、男女各カテゴリーで初王者が誕生した。

 会場は3年連続で「鉾田市生涯学習館 スポーツクライミングセンター」。ボルダー種目とリード種目で行われた過去2大会と異なり、今年はボルダー種目のみで実施された。例年通り予選、決勝とラウンドを分けず、1つのラウンドで順位を決める。

 16日は男子が行われた。ユースDは上田大志(山口県山岳・スポーツクライミング連盟)が全8課題中、唯一7課題に到達して優勝。ユースCは中田岳(愛知県山岳連盟)と齋木猛斗(三重県山岳・スポーツクライミング連盟)の2人が7完登8ゾーンで並び、完登した7課題すべてを一撃した中田が完登に要したアテンプト数の差「1」上回って勝利。昨年36位から一気にジャンプアップした。

 17日の女子は、ユースDは廣瀬菫(無所属)が原菜々瀬(栃木県山岳・スポーツクライミング連盟)と5完登で並び、ゾーン獲得数の差で優勝。ユースCは最多完登数が全課題の半分となる4つにとどまった中で、先日の全国ボルダリング小学生競技大会(全小)で小学5・6年女子の頂点に立った松浦碧希(東京都山岳連盟)が前回大会2冠の西美柚奈(大阪府山岳連盟)や全小優勝経験のある中村まりんらに対しゾーン獲得数で優位に立って戴冠した。

 なお、例年に引き続き今大会には「大会経験を積むとともに、競技者としての倫理・健康面の認識・知識の向上を図る」という開催目的が掲げられており、今年は各競技終了後に会場内で親子研修会が実施された。

CREDITS

編集部 / 写真 アフロスポーツ

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