年間優勝したボルダーW杯を終えた直後のリード第1戦で日本男子最高の4位に入った安楽宙斗

W杯リード第2戦、スピード第4戦がヴィラールで今日から開催

 クライミングW杯のリード第2戦、スピード第4戦がスイス・ヴィラールで現地時間6月30日~7月2日(日本時間6月30日~7月3日)に行われる。

 30日から行われるリード第2戦。日本からは男子9人、女子7人がエントリーした。2週間前に行われた第1戦インスブルック大会で女子銀メダルに輝いた森秋彩は学業に専念するため欠場となるが、同男子決勝に進出した安楽宙斗、吉田智音、樋口純裕、本間大晴の4人が引き続き出場する。18歳・鈴木音生と19歳・上村悠樹は初めてのW杯となり、鈴木は今年のジャパンカップで2位、上村は2021年の世界ユース選手権で優勝(ユースA)するなど実績十分。昨年のヴィラール大会では本間が初優勝を飾るなど日本男子4人、同女子2人が決勝を戦った。今年もスイスの地で複数の日本人選手が決勝に進めるか期待したい。

 およそ1カ月半ぶりのW杯開催となるスピードは第4戦を迎える。7月2日(日本時間7月2~3日)に予選、決勝が予定されており、日本からは男子5人、女子4人がエントリー。19歳の竹中翔がW杯デビューを果たす。5月に行われた第3戦ソルトレイクシティ大会終了後、6月のジャパンツアーでは大政涼が日本新記録の5秒14、安川潤が5秒15をマークしており、どこまで上位に食い込めるか注目だ。
 

クライミングW杯2023 ヴィラール大会(リード第2戦、スピード第4戦)

スケジュール

6月30日(金)
13:00 ~ /リード男女予選(20:00 ~)
7月01日(土)
12:00 ~ /リード男女準決勝(19:00 ~)
20:00 ~ /リード男女決勝(2日 03:00 ~)
7月02日(日)
12:00 ~ /スピード男女予選(19:00 ~)
18:00 ~ /スピード男女決勝(3日 01:00 ~)

※スケジュールは予告なく変更される場合があります
※()内は日本時間

日本代表出場予定選手

[リード男子]
安楽 宙斗(千葉県立八千代高等学校)
本間 大晴(無所属)
百合草 碧皇(早稲田大学)
吉田 智音(摂南大学)
緒方 良行(B-PUMP)
樋口 純裕(佐賀県山岳・スポーツクライミング連盟)
小俣 史温(東京都山岳連盟)
鈴木 音生(静岡県立大学)
上村 悠樹(東京都山岳連盟)

[リード女子]
谷井 菜月(明治安田生命)
中川 瑠(日本大学)
野中 生萌(無所属)
伊藤 ふたば(デンソー岩手)
小池 はな(川口市立高等学校)
久米 乃ノ華(日本大学)
柿崎 未羽(早稲田大学)

[スピード男子]
大政 涼(松山大学)
安川 潤(早稲田大学)
田渕 幹規(上宮高等学校)
藤野 柊斗(東洋大学)
竹中 翔(岐阜県山岳連盟)

[スピード女子]
林 かりん(鳥取県山岳・スポーツクライミング協会)
竹内 亜衣(千葉市立千葉高等学校)
河上 史佳(鳥取県山岳・スポーツクライミング協会)
林 奈津美(奈良県山岳連盟)

※左から氏名、所属先(出場予定選手、所属先は6月20日時点)

CREDITS

編集部 / 写真 © Jan Virt/IFSC

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