男子優勝の松岡

明石南2年・松岡、静岡西1年・永嶋が初優勝飾る【第13回全国高校選抜スポーツクライミング選手権大会】

 25日、第13回全国高等学校選抜スポーツクライミング選手権大会(実施種目リード)の決勝が埼玉県の加須市民体育館で行われ、男子は明石南高校2年の松岡玲央、女子は静岡西高校1年の永嶋美智華が最高到達高度をマークし、上級生らを破って初優勝を果たした。

 24日の予選には男女合わせて182人の高校生が出場。男子連覇を狙う鈴木音生(静岡/東海大付属静岡翔洋3年)らが2本のルートを登り切るなどして、26位以内に入った選手が決勝に進出した。

決勝ルート

 決勝は全4面の壁のうち、右2面に男子、左2面に女子のルートが設けられ、いずれも中央に寄っていくコース取りとなった。男子はファイナリストのうち半分の13人が22+で並んだ中、予選5位タイだった松岡が終盤まで進み高度32+の好成績。その後は予選1位タイだった上村悠樹(東京/上野3年)、和田樹怜(高知/高知追手前1年)が1手及ばず、松岡の公式大会初優勝が確定した。

女子優勝の永嶋

 女子は今年のユース日本選手権リード優勝、世界ユース選手権ボルダリング2位(いずれもユースA)の永嶋が初出場初優勝。完登まであと2手に迫る39+を記録し、予選8位からの逆転で頂点に立った。

 また、同一校2人の順位に応じて決める団体順位では、男子は石津元崇、村田昊輝による山口県の西京高校が、女子は柏綾音、森奈央による三重県の鈴鹿高校が1位に輝いている。

<個人表彰台>

[男子]

1位:松岡 玲央(兵庫/明石南2年)/32+
2位:上村 悠樹(東京/上野3年)/31+
3位:和田 樹怜(高知/高知追手前1年)/31+
4位:通谷 律(佐賀/多久1年)/31+
5位:猪鼻 碧人(埼玉/聖望学園2年)/28+
6位:大西 蛍雪(神奈川/海老名2年)/28
7位:今井 遙音(愛知/緑丘2年)/26+
8位:石津 元崇(山口/西京2年)/22+

[女子]

1位:永嶋 美智華(静岡/静岡西1年)/39+
2位:竹内 亜衣(千葉/千葉市立千葉2年)/39
3位:小倉 紗奈(奈良/国際3年)/37+
4位:大澤 苺花(埼玉/川口3年)/35+
5位:高尾 知那(愛知/猿投農林3年)/34+
6位:抜井 美緒(奈良/香芝1年)/34+
7位:長谷川 颯香(東京/世田谷総合1年)/34+
8位:萩原 香月(千葉/船橋東1年)/28+

※左から氏名、都道府県、高校名、学年、成績(到達高度)
※高度が同じ場合は前ラウンドの成績を適用するカウントバックで順位を決定(1~8位に係る場合で前ラウンドも同順位の時はクライミングタイムの短い選手が上位)

<団体表彰台>

[男子]

優勝:西京高校(山口県)/石津元崇(2年)・村田昊輝(2年)

[女子]

優勝:鈴鹿高校(三重県)/柏綾音(3年)・森奈央(2年)

「第13回全国高等学校選抜スポーツクライミング選手権大会」大会特設サイト
大会公式掲示板(競技順・成績速報などはこちらから)

CREDITS

編集部 / 写真 窪田亮

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