ボルダー&リード男子で優勝しパリ五輪代表に内定したジェシー・グルーパー

アメリカ勢がパリ五輪内定4枠を埋める スポーツクライミングの五輪アメリカ大陸予選

 スポーツクライミングのパリ五輪アメリカ大陸予選が現地時間21~24日、チリのサンティアゴで行われ、スピード種目、ボルダー&リード種目の男女各優勝者に与えられる五輪内定4枠すべてをアメリカ勢が埋めた。

 21日のスピード女子決勝ではパイパー・ケリーが金メダルとパリ五輪切符の2つを手にした。7秒97で予選を3位通過したケリーは、8人による決勝トーナメントで徐々にタイムを上げていき、ビッグファイナルではパリ五輪代表に内定しているエマ・ハントとの同国勢対決を制して戴冠。今シーズンのW杯、世界選手権では出場した6大会すべて20位台に終わり予選敗退が続いていた24歳が大舞台への挑戦権を得た。

スピード女子で優勝したケリー

 22日の男子決勝は17歳のサミュエル・ワトソンが制した。5秒38で予選1位に立ったワトソンは準々決勝で5秒05の好タイムを残すなどして最終レースへと駒を進め、最後は友人でもあるノア・ブラッチ(アメリカ)に勝利した。

スピード男子で優勝しパリ五輪切符をつかんだワトソン

 ボルダー&リードではジェシー・グルーパーとナタリア・グロスマンが頂点に立った。最初のラウンドである準決勝でボルダー、リードともに1位となった26歳のグルーパーは、23日の男子決勝ではボルダー4位で出遅れるも得意とするリードで挽回。2位に9手、35点の差をつけて、ボルダー1位のショーン・ベイリー(アメリカ)につけられていた約15点差を逆転した。

男子決勝のリード課題を登るグルーパー

 女子はグロスマンとブルック・ラバトゥのW杯決勝常連の22歳2人が優勝争いを繰り広げた。準決勝はボルダーの完登に要したアテンプト数がグロスマンより「1」少なかったラバトゥがわずか0.1点の差で首位通過するも、24日の決勝ではグロスマンが先行。ボルダーでただ一人3完登し2位のラバトゥに14.9点差をつけると、リードでは完登目前に迫り96点を獲得。次に登るラバトゥが完登で100点を加えても逆転は不可能となり、グロスマンの優勝と五輪内定が決まった。

女子決勝のボルダー課題を登るグロスマン

 次回のパリ五輪大陸予選はヨーロッパへと舞台を移し、今月26~29日(現地時間)にフランス・ラヴァルでボルダー&リード種目を対象に行われる。日本勢が出場するアジア大陸予選は11月9~12日にインドネシアのジャカルタで開催予定。

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編集部 / 写真 © Lena Drapella/IFSC

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