スピード男子世界ランキング1位のベドリック・レオナルド

4秒90の世界記録保持者ベドリックが1位 日本勢最高は12位の安川【世界ランキング|スピード男子編】

 スイス・ベルンで1日から開催されているIFSCクライミング世界選手権。10日はスピード種目の男女予選・決勝が予定されている(決勝は日本時間11日)。本記事では世界選手権前時点でのスピード男子世界ランキング上位20人を紹介する。

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 1位はインドネシアのベドリック・レオナルド。今年4月に史上初の4秒台を計測し、その後4秒90までタイムを縮めた世界記録保持者だ。2年連続でW杯年間王者に輝いており、6戦中5戦を終えた今シーズンのW杯も年間首位に立っている。ランキングトップ10には彼を筆頭としたインドネシア勢が5人、中国勢が4人を占めており、この2カ国が2大強豪国として常に優勝争いを繰り広げている。今年のW杯第1~3戦の表彰台はすべてインドネシア勢と中国勢で占められたほどだ。そして今シーズン初めてこの2カ国以外で表彰台に上がったのが日本の大政涼。5秒14の日本記録を持つ21歳で、第4戦で日本男子で初めてW杯の表彰台に立つ快挙を果たした。世界ランキングの日本人トップは17位の大政ではなく12位の安川潤。今年の国内王者である19歳はW杯3大会で予選を突破するなど今シーズンは安定して上位に進出。スピードに関して日本は他国に後れを取ってきたが、トップ20に2人がランクインするなど世界との差は縮まってきている。

 世界ランキングは過去12カ月間に行われたW杯、世界選手権などの国際大会の結果に応じたポイントの合計で順位が決まる。毎年1月1日時点の各種目上位10人には、その年に行われるW杯への優先出場権が与えられる。

<世界ランキング|スピード男子>

1位:ベドリック・レオナルド(INA)/4015 ★
2位:サミュエル・ワトソン(USA)/3550 ★
3位:ロン・ジェングオ(CHN)/3405 ★
4位:ロン・ジンバオ(CHN)/3390 ★
5位:ウー・ペン(CHN)/3065 ★
6位:ラーマッド・アディ・ムリョーノ(INA)/2740 ★
7位:アスパル・アスパル(INA)/2450 ★
8位:キロマル・カティビン(INA)/2414 ★
9位:ラハジャティ・ナルサムサ(INA)/2192
10位:ワン・シンシャン(CHN)/2080 ★
11位:ジョン・ブラスラー(USA)/2005 ★
12位:安川 潤(JPN)/1851 ★
13位:リシャト・ハイブリン(KAZ)/1764 ★
14位:シン・ウンチョル(KOR)/1738 ★
15位:エリク・ノヤ・カルドーナ(ESP)/1714 ★
16位:マッテオ・ズルロニ(ITA)/1600 ★
17位:大政 涼(JPN)/1491 ★
18位:チャン・リャン(CHN)/1483.53 ★
19位:ツァオ・ロン(CHN)/1472.4
20位:ルドヴィコ・フォッサリ(ITA)/1426 ★
――――――
60位:藤野 柊斗(JPN)/137 ★
80位:田渕 幹規(JPN)/41 ★
92位:竹中 翔(JPN)/22 ★

※左から順位、氏名、所属国、ポイント
※★は世界選手権に出場予定
※世界選手権に出場する日本人選手は21位以下も掲載

CREDITS

編集部 / 写真 © LenaDrapella / IFSC

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