世界ランク2位・野中がまさかのボルダー予選敗退 森が準決勝進出【クライミング世界選手権2023】

 IFSCクライミング世界選手権(スイス・ベルン)は現地時間3日午後、ボルダーの女子予選を行い、日本勢は森秋彩が準決勝に進出した一方、東京五輪銀メダリストでボルダー女子世界ランク2位の野中生萌がまさかの敗退となった。

 2グループに分かれ、5課題を登る予選。グループAは東京五輪金メダリストのヤンヤ・ガンブレット(スロベニア)がただ一人全完登でリード予選に続く首位発進。同グループの森は第1、第2課題で失敗した後に3連続完登と挽回し、グループ内6位で予選を通過した。

 グループBの首位はブルック・ラバトゥ(米国)。3課題目以降の完登者が極端に少なく、ラバトゥも3課題攻略と完登数が伸びなかった。同グループの野中も第1、第2課題で完登はストップし、6位から14位までが2完登4ゾーンで並んだ中で12位。完登に要したアテンプト数の差で及ばずにグループ10位以内から漏れ、まさかの敗退となった。その他日本勢の中川瑠、久米乃ノ華、松藤藍夢も準決勝進出はならなかった。

▼日本人選手結果(総合順位)
11位:森 秋彩
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24位:野中 生萌
29位:中川 瑠
54位:久米 乃ノ華
59位:松藤 藍夢

大会スケジュールや出場日本人選手はこちらから

CREDITS

編集部 / 写真 © Lena Drapella/IFSC

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