表彰台に上がった(左から)吉田智音、本間大晴、藤井快

本間大晴が4大会ぶり2度目V【リードジャパンカップ2022】

 13日午後、千葉県印西市の松山下公園総合体育館で第35回リードジャパンカップ(以下LJC)決勝が行われ、男子は本間大晴が4大会ぶり2度目の優勝を飾った。

 男子決勝には、この日の準決勝を勝ち抜いた藤井快、緒方良行、百合草碧皇、是永敬一郎、天笠颯太、本間大晴、西田秀聖、吉田智音の8人が進出した。まずは先頭で登る前回王者・吉田が中間部で長いレストを挟み、負荷の高まる終盤も耐えて35+の好記録を叩き出す。すると3番手の本間が吉田の記録を超えることに成功。抜群のフィジカルを駆使して高度を伸ばすと、カチの続いたパートを突破してTOPホールドまで3手に迫る38手目まで到達した。

先頭ながら2位の成績を収めた吉田

惜しくも完登は残したが、素晴らしいパフォーマンスで優勝した本間

 その後、百合草や緒方が高度30台に達するも記録更新には至らず。出番は準決勝首位だった藤井に回る。3年ぶりのLJC優勝を目指す藤井は中盤以降の大きく弧を描いたライン取りも粘りのクライミングで進み、本間の記録に迫ったが、最後はカチを取り切れず35手目で力尽きた。予選を首位通過するなど状態の良さを感じさせた本間は4大会ぶりのLJC優勝。2位には3年連続表彰台の吉田、3位には藤井が入った。

藤井は先週末のボルダリングジャパンカップに続いて3位。両種目で安定した成績を残した

<決勝リザルト>

1位:本間 大晴(埼玉県山岳・スポーツクライミング協会)/38
2位:吉田 智音(奈良県立青翔高等学校)/35+
3位:藤井 快(TEAM au)/35
4位:緒方 良行(B-PUMP)/32
5位:百合草 碧皇(早稲田大学)/31+
6位:天笠 颯太(日本大学)/24
7位:是永 敬一郎(静岡県山岳・スポーツクライミング連盟)/21+
8位:西田 秀聖(天理大学)/21+

※左から氏名、所属先、成績(高度)
※同高度の場合は準決勝順位の高い選手が上位

「第35回リードジャパンカップ」大会特設サイト
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CREDITS

取材・文 編集部 / 写真 窪田亮

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