表彰台に上がった(左から)小武芽生、森秋彩、谷井菜月

森秋彩が3連覇! 全ラウンド1位、最後は完登で有終の美【リードジャパンカップ2022】

 千葉県印西市の松山下公園総合体育館で13日午後、第35回リードジャパンカップ決勝が行われ、女子は18歳の森秋彩が大会3連覇を成し遂げた。

 森、谷井菜月、小武芽生、大田理裟、阿部桃子、柿崎未羽、伊藤ふたば、中川瑠が進出した女子決勝は、5番手の大田が暫定1位(高度33+)に立ち、その後小武がトップに浮上(高度36)する準決勝と同様の展開に。両者とも時間をかけながら着実に高度を上げて、近年の躍進が目覚ましい他のファイナリスト10代選手たちに劣らぬパフォーマンスを披露した。

競技を終えて笑顔を見せる小武

 小武1位のまま、最後に控える森の順番に。ここで大会2連覇中の森が出色の出来を見せる。本人が「得意のベーシックな内容だった」と振り返った通り、苦しむことなく最終盤に突入。最後まで果敢な登りで会場を沸かせ、決勝初の完登で有終の美を飾った。

 森は予選、準決勝、そして決勝と全ラウンド1位を獲得して3大会連続5度目の戴冠。2位には2018年アジア選手権以来の表彰台となった小武、3位にはLJC初表彰台の谷井が入った。

数々の大会で表彰台経験のある谷井だが、以外にもリードジャパンカップでは初となった

圧巻のパフォーマンスで優勝した森。最終競技者が決勝初完登で今大会を締めくくった

<決勝リザルト>

1位:森 秋彩(茨城県山岳連盟)/TOP
2位:小武 芽生(エスエスケイフーズ)/36
3位:谷井 菜月(橿原学院高等学校)/33+
4位:大田 理裟(山口県山岳・スポーツクライミング連盟)/33+
5位:柿崎 未羽(明法高等学校)/31+
6位:伊藤 ふたば(TEAM au)/31+
7位:中川 瑠(金蘭会高等学校)/29+
8位:阿部 桃子(相模女子大学)/25

※左から氏名、所属先、成績(高度)
※同高度の場合は準決勝順位の高い選手が上位

「第35回リードジャパンカップ」大会特設サイト
大会公式掲示板(競技順・成績速報などはこちらから)

CREDITS

取材・文 編集部 / 写真 窪田亮

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