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原田 海 (はらだ・かい)
HARADA Kai

JPN

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クライミングを始めたのは10歳の時。中学時代まではあくまでも“遊び”だったが、高校生になり府代表として出場した国体で同年代のライバルたちと出会い、大会を意識し始める。2015年にはボルダリングユース選手権で公式戦初優勝、リード日本代表としてW杯にも初出場した。

大きな転機は2018年。必勝を期して臨んだ8月の世界ユース選手権で、得意のボルダリングで優勝にあと一手まで何度も迫るが惜敗。悔しさから長時間マットに倒れ込んだ。しかし、そこで吹っ切れた19歳は「楽しんで登る」ことに主眼を置き、1カ月後の世界選手権で並みいる強豪を制してシニア大会初タイトルを手にした。

2019年はボルダリングとリードのW杯でそれぞれ自己最高の2位をマーク。日本代表の主力に成長した原田は、同年の世界選手権コンバインド種目で4位、楢崎智亜に次ぐ日本人2位となり、東京五輪の出場枠を獲得した。翌年もボルダリングジャパンカップで優勝を遂げている。

座右の銘は「克己心」。“自分に打ち克つ”ことを信条とし、他人に流されず、自分の感覚と物差しを信じて進む。親思いでも知られ、20歳の誕生日には女手一つで育ててくれた母親への感謝の言葉を自身のインスタグラムに投稿した。

生年月日 1999/03/10
性別
身長 169cm
所属 日新火災
出身 大阪府
得意種目 ボルダリング
得意課題 / 得意ムーブ 真っ向系
クライミングを始めた年齢 10歳
クライミングを始めたきっかけ 近所にクライミングジムができたから
クライミングの魅力 年齢の差に関係なく楽しめるところ
モットー、座右の銘、好きな言葉 克己心
主な戦績 ・18年世界選手権ボルダリング優勝
・20年ボルダリングジャパンカップ優勝
・東京五輪18位

CREDITS

編集部 / 写真 窪田亮

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