【最新版】スピードクライミングの世界記録と日本記録【2023年1月更新】

 スポーツクライミング3種目のうちの1つ、高さ15mの壁を「どれだけ速く登れたか」で競うスピード種目。本記事では男女の世界記録と日本記録を紹介する。

男子世界記録:5秒00

 2022年7月に行われたW杯シャモニー大会の予選で、インドネシアのキロマル・カティビンがマークした。同選手は2021年5月にそれまで4年間破られなかった世界記録(5秒48)を更新する5秒25を計測すると、2022年は5度も世界新を樹立。夢の4秒台到達も時間の問題となっている。21年は同国勢のベドリック・レオナルドが5秒20の最速レコードを叩き出すなど、近年は世界のトップに君臨するインドネシア勢だが、いずれの記録も日本の楢崎智亜が編み出した序盤のホールドをショートカットするムーブ「トモアスキップ」を取り入れていた。

男子世界記録保持者のキロマル・カティビン(写真:Dimitris Tosidis/IFSC)

女子世界記録:6秒53

 女子世界記録は2022年5月のW杯ソルトレイクシティ大会予選で計測された。その名を刻んだのはポーランドのアレクサンドラ・ミロスラフ。東京五輪の複合決勝で6秒84の世界記録をマークしており、その翌年に2度世界記録を塗り替えた。抜群の安定感で大きなミスを犯すことがほとんどないミロスラフは、2018、19年の世界選手権を制するなど、近年は“出れば勝つ”状態。女子は2019年10月に史上初の6秒台となる6秒99がインドネシア人選手によって計測されており、タイム短縮が進んでいる。

女子世界記録保持者のアレクサンドラ・ミロスラフ(写真:Dimitris Tosidis/IFSC)

男子日本記録:5秒40

 日本の男子記録は、2023年1月に開催された「スポーツクライミングジャパンツアー2022 スピード第4戦」で19歳の安川潤がマークした。安川は前年に複数回日本記録を更新した大政涼の持つ5秒42のタイムをわずかに上回り、自身2度目の国内記録保持者に輝いた。

男子日本記録保持者の安川潤(写真:窪田亮)

女子日本記録:7秒55

 女子日本記録は、東京五輪代表の野中生萌がその本番の複合予選で叩き出した。野中は2021年5月のW杯ソルトレイクシティ大会で3位に入り、スピードW杯では日本人初となるメダル獲得の快挙を達成。その翌月に日本女子初の7秒台をマークすると、8月の大舞台でさらに記録を更新した。

女子日本記録保持者の野中生萌(写真:© 2021 Daniel Gajda/IFSC)

CREDITS

編集部 / 写真 © 2021 Daniel Gajda/IFSC

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