記者会見に出席した安楽宙斗(右)と永井健志代表取締役社長

安楽宙斗がJSOLと所属契約 パリ五輪へ「一番強い自分を」

 スポーツクライミングのパリ五輪代表・安楽宙斗が株式会社JSOL(本社:東京都千代田区)と所属スポンサー契約を結び、20日に都内の同社で行われた契約発表会見に出席した。

 NTTデータと日本総合研究所が出資するIT企業のJSOLは、安楽が生まれた2006年に創業。ブランドイメージを刷新している中で安楽と出会い、クライミングの競技性や安楽の想いに親和性を感じたことで、初めてだというアスリートとのスポンサー契約に至った。安楽について永井健志代表取締役社長は「小さな頃から世界で活躍されているだけあって、17歳なのにとてもしっかりしている。世界一になりたい、クライミングをもっと広めていきたいという思いに頼もしさを感じている。さらなる挑戦と夢の実現を応援していきたい」とコメント。安楽は「今は前に突き進んでいる状態だけど、後ろからもサポートしていただける存在になると思う。一緒に頑張っていきたい」と新たな“後方支援”に感謝した。

 会見後の囲み取材に応じた安楽は、パリ五輪に向けて「大会から持ち帰ってきた反省を生かして、どう工夫してトレーニングしていこうか日々考えている。強化しているのは体幹と保持力の強さ。今までで一番強い自分を出せることを楽しみにしている」と意気込みを述べた。「変なプレッシャーは感じないように、いつも通りの心構えで練習も大会も臨めていけたら」とも話し、2カ月を切ったパリでの本番へ気負わずに臨む。

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写真・文 編集部

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