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伊藤ふたば「パリ五輪に出場できるように」 新年初戦を前に意気込み語る
10日から佐賀県多久市で行われる新年初戦のボルダージャパンカップ(以下BJC)を前にした6日、オンライン記者会見が行われた。前回大会女王で、今夏パリ五輪出場の可能性が残る伊藤ふたばは「今シーズンはOQS(パリ五輪予選シリーズ)が5、6月にあるので、まずはそこに向けて頑張ってパリ五輪に出場できるようにしたい」と意気込んだ。
「今年はIF枠を持っていないので、BJCはすごく大事な大会になってくる。しっかり代表に入れるように頑張りたい」。OQSのボルダー&リード種目の出場権を持つ伊藤は、JMSCAの規定でそれまでのW杯に1種目1大会まで出場できるが、W杯全戦に出場可能となるIF枠は保有していない。W杯に初出場したシーズンを除き、常にIF枠を得ていた例年と異なる状況でBJCを迎える。
ボルダーW杯で初出場した2018年の開幕戦以来となる予選敗退を喫するなど、昨シーズンは結果が安定せずIF枠を逃してしまったが、「昨年はすごく波があったシーズンで、なかなかうまくいかずに苦しかったけど、後半のリードW杯から(パリ五輪の)アジア大陸予選にかけて調子が上がり、いろいろな経験ができて成長できた年だった」と前向きな言葉が返ってきた。パリ五輪に向けては「東京五輪に出られずすごく悔しい思いをしましたし、アジア大陸予選も調子が良い中で決め切れなかったことが悔しくて、あらためてパリに向けて頑張りたいと感じています」と強い思いを語った。ジャパンカップ初開催の佐賀について問われると「美味しいものを食べて帰りたい」と笑顔を見せた。BJCは2月10~12日、佐賀県多久市の多久高校内に昨年誕生した九州クライミングベースSAGAで行われる。
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取材・文 編集部