楢崎智亜「いい大会にしたい」 ボルダージャパンカップが10日に佐賀で開幕

 10日から佐賀県多久市で行われるボルダージャパンカップ(以下BJC)を前にした6日、オンライン記者会見が行われ、ボルダー&リード種目で今夏パリ五輪出場が内定している楢崎智亜は「いい大会にしたい」と意気込みを語った。

 今年一番の目標に「五輪で最高のパフォーマンスを発揮すること」を挙げた楢崎。新年初戦のBJCについては「課題の相性や読みがうまくハマれば優勝できる感覚はある」と小さくない自信を持ちつつ、「キツい時に力でゴリ押したり、重心を上げて解決してしまったりする癖があるので、そこを冷静に対処できるようにしたい」とこの冬に取り組んできた成果の確認をしたいとした。「昨シーズンは(動きが)かたくなったり冷静な判断ができなかったりして順位を落としてしまうことが多かった。その後の海外での招待コンペではリラックスしたほうがパフォーマンスが高かったので、今回もリラックスしていきたい」とも話し、力を抜いて大会に臨む。

 大会当日の寒さについて問われると「自分は乾燥肌で、寒いとホールドを弾くタイプ。濡れたタオルやウェットティッシュで手を湿らせながら登っている」と普段からの対策を明かした。ジャパンカップ初開催となる佐賀については「(佐賀に訪れること自体が)初めてなので、その時点で楽しみ」。さらに魚嫌いを克服したといい、「最近イカが好きなので、食べるのが楽しみです」と佐賀の名物にも期待していた。BJCは2月10~12日、佐賀県多久市の多久高校内に昨年誕生した九州クライミングベースSAGAで行われる。

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取材・文 編集部

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