大会4連覇へ首位を続ける森秋彩

森秋彩が唯一の完登で準決勝首位 4連覇に迫る【リードジャパンカップ2023】

 リードジャパンカップ(千葉・松山下公園総合体育館)の準決勝が26日午前から行われ、女子は首位をキープした森秋彩が1位で決勝に進出した。

 女子準決勝は、まずは先のボルダージャパンカップで3位に入った15歳・関川愛音がランジパートなどを抜け、最終セクションに突入する31+をマーク。中盤まで暫定首位を維持する。

終盤まで首位に立った柿崎未羽

 折り返しの13番手で登場した柿崎未羽は、関川が失敗したデッドポイントを決めて34+まで高度を伸ばした。柿崎は残り4人まで首位をキープするも、予選4位だった久米乃ノ華がゴールまで残り数手に迫る37手目まで記録を伸ばして首位に浮上。さらに予選2位だった谷井菜月がそれを超える38手目に達すると、最後に登る予選1位の森が着実に高度を伸ばしていき、ゴール下の薄いホールドも指先をしっかり掛けて抜群の保持力を披露。そのまま完登して、大会4連覇に向けて堂々の首位通過を果たした。

予選で2完登していた森は準決勝でも完登をマーク

 決勝に進んだのは、森を筆頭に、谷井、久米、柿崎、伊藤ふたば、平野夏海、野中生萌、小池はなの8人。関川は決勝進出ライン下の9位に押し出されてしまった。女子決勝はこのあと行われる男子決勝終了後、17時5分からを予定している。

<準決勝リザルト>

1位:森 秋彩(茨城県山岳連盟)/TOP
2位:谷井 菜月(明治安田生命)/38
3位:久米 乃ノ華(日本大学)/37
4位:柿崎 未羽(早稲田大学)/34+
5位:伊藤 ふたば(無所属)/33+
6位:平野 夏海(東京都山岳連盟)/32+
7位:野中 生萌(無所属)/32
8位:小池 はな(川口市立高等学校)/31+
――――――
9位:関川 愛音(八戸市立湊中学校)/31+
10位:大田 理裟(山口県山岳・スポーツクライミング連盟)/31
11位:竹内 亜衣(千葉市立千葉高等学校)/29+
12位:中川 瑠(日本大学)/29+
13位:高尾 知那(愛知県山岳連盟)/28+
14位:小田 穂香(大阪府山岳連盟)/28+
15位:武石 初音(埼玉県山岳・スポーツクライミング協会)/27
16位:葛生 真白(栃木県山岳・スポーツクライミング連盟)/26+
17位:小武 芽生(エスエスケイフーズ)/24
18位:石井 未来(愛知県山岳連盟)/24
19位:中村 真緒(日新火災)/22
20位:青柳 未愛(日本大学)/21+
21位:廣重 幸紀(福井県山岳連盟)/20
22位:小倉 紗奈(奈良県山岳連盟)/16+
23位:藤村 侃奈(奈良県立青翔中学校)/16+
24位:美谷島 ももか(東京都山岳連盟)/15+
25位:松藤 藍夢(日本大学)/15+
26位:工藤 空(山形県山岳連盟)/15

※左から準決勝順位、氏名、所属先、成績(高度)
※同高度の場合は予選順位の高い選手が上位
※8位までが決勝に進出

「リードジャパンカップ2023」大会特設サイト
大会公式掲示板(競技順・成績速報などはこちらから)

CREDITS

取材・文 編集部 / 写真 窪田亮

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