男子予選を首位通過した安楽宙斗

安楽が首位で男子準決勝へ 藤井はまさかの敗退【リードジャパンカップ2023】

 スポーツクライミングのリードジャパンカップが25日午前、千葉県印西市の松山下公園総合体育館で開幕し、16歳の安楽宙斗が男子予選を首位で通過した。

 2本のルートを登る予選は、Aルート2番手の16歳・小俣史温がいきなりの完登。32手目のスローパーが鬼門となり、55人中半数以上の選手が31+で力尽きた中、その後安楽、本間大晴、亀山凌平がAルートのトップホールドを手中に収めた。Bルートで完登は記録されなかったものの、安楽が安定した動きで最高到達点となる36+をマーク。今月4、5日に行われたボルダージャパンカップ(以下BJC)でも予選を1位通過していた新星が2大会連続で予選単独首位に立った。

 前回王者の本間が4位、BJC王者の楢崎明智が5位、その兄の智亜が6位と有力選手が上位で準決勝に進出した一方、この大会で2年連続3位に入り表彰台に上がっていた藤井快はまさかの予選敗退。Bルートで最も低い高度の12+にとどまったことが大きく響き、37位に終わった。

 予選26位までが駒を進める準決勝は、明日26日の10時30分からスタートする。

<準決勝進出選手>

1位:安楽 宙斗(千葉県立八千代高等学校)/TOP/36+
2位:小俣 史温(東京都山岳連盟)/TOP/35+
3位:井上 祐二(大阪府山岳連盟)/31+/36+
4位:本間 大晴(明治安田生命)/TOP/32+
5位:楢崎 明智(日新火災)/34+/34+
6位:楢崎 智亜(無所属)/31+/35+
6位:樋口 純裕(佐賀県山岳・スポーツクライミング連盟)/31+/35+
6位:清水 裕登(愛媛県山岳・スポーツクライミング連盟)/31+/35+
6位:吉田 智音(奈良県立青翔高等学校)/31+/35+
6位:西田 秀聖(天理大学)/31+/35+
11位:亀山 凌平(滋賀県山岳連盟)/TOP/18
12位:百合草 碧皇(早稲田大学)/31/35+
12位:和田 樹怜(高知県山岳連盟)/31+/35
12位:鈴木 音生(静岡県山岳・スポーツクライミング連盟)/31+/35
15位:中上 太斗(佐賀県山岳・スポーツクライミング連盟)/31+/34+
15位:上村 悠樹(東京都立上野高等学校)/31+/34+
17位:村下 善乙(法政大学)/31+/32+
17位:大高 伽弥(Base Camp)/31+/32+
17位:通谷 律(佐賀県山岳・スポーツクライミング連盟)/31+/32+
17位:北江 優弥(東京都山岳連盟)/31+/32+
17位:天笠 颯太(日本大学)/31+/32+
17位:藏敷 慎人(箕面自由学園高等学校)/31+/32+
17位:高田 知尭(鳥取県山岳・スポーツクライミング協会)/31+/32+
24位:土肥 圭太(鹿児島県山岳・スポーツクライミング連盟)/31+/31
25位:緒方 良行(B-PUMP)/31+/29
26位:猪鼻 碧人(聖望学園高等学校)/31+/28+
26位:鷹見 真洋(東京都山岳連盟)/31+/28+
26位:杉本 侑翼(三重県山岳・スポーツクライミング連盟)/31+/28+

※左から予選順位、氏名、所属先、Aルート成績、Bルート成績

「リードジャパンカップ2023」大会特設サイト
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CREDITS

編集部 / 写真 JMSCA / アフロ

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