スポーツクライミングの五輪代表選考問題 12月までにCASが仲裁判断

 日本山岳・スポーツクライミング協会(JMSCA)は3日、東京五輪の代表選考をめぐってスポーツ仲裁裁判所(CAS)に異議を唱えている問題について、12月10日までに仲裁判断が下される予定であることを発表した。

 JMSCAは、昨年11月に東京五輪の代表選考基準が突如変更されたとして、国際スポーツクライミング連盟(IFSC)をスポーツ仲裁裁判所に提訴。日本代表の2枠目(1枠目には野口啓代、楢崎智亜が内定)はまだ未定とするJMSCAの主張に対し、IFSCは野中生萌、原田海で決定済みだとしている。

 本件に関する聴聞会は4月1日に行われる予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期に。JMSCAは先日、8月26日に聴聞会が終了し、審理終結となったことを発表していた。

 なお、JMSCAによれば、CASのルール上、仲裁判断の期限は延期することができるため、12月10日が確定的な期限ではない可能性がある、としている。

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編集部 / 写真 窪田亮

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