スポーツクライミング五輪選考問題 CASが4月1日に聴聞会実施

 スポーツ仲裁裁判所(CAS)は、スポーツクライミングの五輪代表選考基準をめぐり日本山岳・スポーツクライミング協会(JMSCA)が国際連盟(IFSC)を提訴した件について、4月1日に聴聞会を設定した。25日、公式サイト上で明らかにした。

 この問題では、すでに昨年の世界選手権で男女2名ずつが枠を確保した日本勢はこれ以上の枠を得られないとする新たな解釈を示したとして、JMSCAが昨年11月に提訴。同12月1日までの裁定を求めていたが、大きな動きはなく、先行きが不透明な状況が続いていた。聴聞会が4月に設定されたことで、判断が下されるのは早くてもそれ以降となった。

 五輪代表には、同選手権複合種目で7位以内かつ日本人最上位だった楢崎智亜、野口啓代が内定(東京五輪には各国男女最大2名ずつが出場可能)。もう1名ずつは、JMSCAは5月のコンバインドジャパンカップ(岩手・盛岡)で決めるとしているが、IFSCは同選手権7位以内かつ日本人2位だった原田海、野中生萌ですでに決定済みだとしている。

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編集部 / 写真 窪田亮

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