FEATURE 147

ボルダリング体験会レポート

住友商事がボルダリング体験会を実施 原田海も刺激受ける


スポーツクライミングをサポートする住友商事が7月上旬、原田海を招いた社内体験会を都内のボルダリングジムで開催。選手、社員の双方が刺激を受ける有意義な1日となった。その模様をレポートする。

 2018年よりゴールドスポンサーとしてJMSCA(日本山岳・スポーツクライミング協会)に協賛している住友商事。協賛認知拡大を目的とした今回の体験会は、東京・大手町の本社から徒歩圏内にある「BOULCOM(ボルコム)東京店」で実施された。集まったのは、異なる部署に所属する若手からベテラン社員、社員の家族を合わせた男女約15人。初心者を中心に、定期的に登っているというクライミング経験者も含めた幅広い層が参加した。
 

体験会は東京・大手町のBOULCOM東京店で行われた

 

住友商事とスポンサー契約を結んでいる原田海

 
 冒頭のトークセッションでは「何度も挑戦して、登れた時の達成感が1番」と原田がボルダリングの魅力を紹介。ゲストとして登場した元日本代表の伊東秀和氏は「ロープを付けて登るクライミングは90歳の方でも楽しんでいる。子どもから大人まで、長く親しめることも魅力」と生涯スポーツである点もアピールし、参加社員はメモを取るなど熱心に聞き入っていた。
 
 登り方のルールを説明した後は、原田がプロクライマーならではのスゴ技を披露。足を使わずに登るキャンパシング、ホールドからホールドへ飛び付くランジを実演し、会場からはどよめきに似た歓声と拍手が沸き起こった。
 

伊東秀和氏が解説、原田が実演しながらボルダリングのルール説明を行った

 

キャンパシングを披露する原田。「原田選手は指の強さがあることはもちろん、ボディバランスが良いため脚を使わなくても安定して登れる」と伊東氏

 
 ボルダリングの予備知識を学んだ参加者たちは、2人の“特別コーチ”とともにおよそ1時間のボルダリング体験を楽しんだ。原田は積極的に会話を図り、「登る前にゴールまでのコース取りを考えよう」「腕の力だけでなく下半身も上手に使って」などのアドバイスを送った。
 

 

 
 初心者の方が5級課題を登り切ると、その様子を見守っていた参加者から拍手喝采。自然と登り方についてのコミュニケーションが発生するなど、体験会は社内交流にも一役買った様子で、参加者に話を聞くと「登り切った時はすごくうれしかったです。みんなで一丸になって登っている人を応援して『惜しかったね』とか『良かったね』と言い合えるのもボルダリングの良さだと感じました」という声が挙がった。「自分は3級が壁でしたが、脚を振るタイミング、ヒールフックの位置などを原田選手からアドバイスしていただき、登れるようになりました」という感想も聞かれ、初心者から経験者までの多くが楽しめたようだった。
 

 

 
 最後に原田は「クライミングを競技として取り組むようになり、その楽しさが少しずつ薄れていましたが、夢中になって登るみなさんの姿を見て、クライミングの楽しさを再確認することができました。本当に楽しいスポーツだと実感してもらえたと思うので、これを機にぜひ続けていただけたらうれしいです」とコメント。終始活気であふれていたイベントを締めくくった。
 

 

イベントの最後には、参加者全員にサイン入りチョークバッグをプレゼント。笑顔で1人1人と記念撮影した

 
 住友商事はイベント終了後、原田が出演するインタビュー動画やHow To動画も収録するなど、競技の普及活動に精力的だ。東京五輪終了後もスポーツクライミングへの支援を継続する同社の今後の活動に、これからも注目したい。
 

 
【住友商事 スポーツクライミング特設サイト】
原田海のインタビュー動画、ボルダリングHow To動画公開中!
https://www.sumitomocorp.com/ja/jp/special/climbing

CREDITS

取材・文 編集部 / 写真 窪田亮 / 協力 住友商事

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