1位をキープした小俣史温

小俣、百合草の好調続く 完登で男子決勝に進出【リードジャパンカップ2024】

 24日午前、スポーツクライミングのリードで競うリードジャパンカップ(佐賀県多久市・九州クライミングベースSAGA)の準決勝が行われ、男子は予選1位だった小俣史温、同2位だった百合草碧皇がいずれも完登し上位で決勝に進出した。

 準決勝は11番手の村下善乙が難なく暫定1位・本間大晴の高度37+を突破。42+の好成績を残した。樋口純裕、石津元崇が村下の記録に迫るも40+、42で及ばずに終わった後、2020年大会王者・西田秀聖が村下と同じ高度に達してカウントバックにより首位に立つ。西田が1位のまま残り2人を迎えると、百合草が初めて高度43以上に進み、体を引き上げてトップホールドをつかむことに成功。小俣も勢いよく完登してみせた。

完登した百合草

 決勝に駒を進めたのは、1位から順に小俣、百合草、西田、村下、石津、樋口、田中修太、今泉結太の8人。パリ五輪代表に内定している安楽宙斗はムーブに迷いが見られ高度37の12位、楢崎智亜は体勢を崩して落下してしまい高度35の14位だった。男子決勝はきょう17時から行われる予定。

<準決勝リザルト>

1位:小俣 史温(東京都山岳連盟)/TOP
2位:百合草 碧皇(早稲田大学)/TOP
3位:西田 秀聖(天理大学)/42+
4位:村下 善乙(法政大学)/42+
5位:石津 元崇(山口県山岳・スポーツクライミング連盟)/42
6位:樋口 純裕(佐賀県山岳・スポーツクライミング連盟)/40+
7位:田中 修太(新潟県山岳協会)/40+
8位:今泉 結太(茨城県山岳連盟)/37+
――――――
9位:藤脇 祐二(大阪府山岳連盟)/37+
10位:清水 裕登(愛媛県山岳・スポーツクライミング連盟)/37+
11位:本間 大晴(無所属)/37+
12位:安楽 宙斗(千葉県立八千代高等学校)/37
13位:中上 太斗(佐賀県山岳・スポーツクライミング連盟)/36
14位:楢崎 智亜(無所属)/35
15位:藤井 快(無所属)/34+
16位:緒方 良行(B-PUMP)/31+
17位:通谷 律(佐賀県山岳・スポーツクライミング連盟)/31+
18位:藏敷 慎人(箕面自由学園高等学校)/31+
19位:杉本 侑翼(近畿大学工業高等専門学校)/31+
20位:天笠 颯太(無所属)/31
21位:長森 晴(所沢市立山口中学校)/28+
22位:和田 樹怜(高知県山岳連盟)/28+
23位:田嶋 瑞貴(三重県山岳・スポーツクライミング連盟)/28+
24位:石原 凛空(東京都山岳連盟)/28
25位:佐々木 玲偉(福島県山岳・スポーツクライミング連盟)/15+
26位:上村 悠樹(東京都山岳連盟)/4

※左から準決勝順位、氏名、所属先、成績(高度)
※同高度の場合は予選順位の高い選手が上位
※8位までが決勝に進出

「リードジャパンカップ2024」大会特設サイト
大会公式掲示板(競技順・成績速報などはこちらから)

CREDITS

取材・文 編集部 / 写真 窪田亮

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