男子表彰台に上がった濱田(左)と長森(右)

最終日に濱田2位、長森、小田3位 リードに続くメダル獲得【クライミング世界ユース選手権2023】

 IFSCクライミング世界ユース選手権(韓国・ソウル)は大会最終日となった27日、U-16(ユースB/2008年、09年生まれ)のボルダー決勝を行い、男子で濱田琉誠が2位、長森晴が3位、女子で小田菜摘が3位に入り、日本勢が3つのメダルを獲得した。

決勝課題を登る濱田

 男子は濱田、長森、笹原蓉翠が予選1~3位に入る好スタート。準決勝でも濱田が首位に立つなどしてファイナリスト6人のうち3人が日本勢となった。決勝は地元の韓国人選手が唯一2連続完登して首位に立ち、そのまま最後まで逃げ切った。第1課題は5人が完登したものの第2、第4課題は完登者1人、第3課題は完登ゼロという内容で、濱田は最終課題で唯一登り切るも完登に要したアテンプト数の差で及ばず2位。長森は3位、笹原は4位だった。表彰台独占の再現とはならなかったものの、濱田と長森は今大会2つ目のメダルを手にした。女子は今大会のリード女王・小田が予選、準決勝5位から順位を上げて銅メダルを獲得。前回の銀に続き2大会連続でボルダーの表彰台に上がった。

今大会2つ目のメダルを手にした小田(右)

<日本勢結果>

▼ボルダーU-16男子
2位:濱田 琉誠(神奈川県山岳連盟)※決勝進出
3位:長森 晴(所沢市立山口中学校)※決勝進出
4位:笹原 蓉翠(東京都山岳連盟)※決勝進出

▼ボルダーU-16女子
3位:小田 菜摘(大阪府山岳連盟)※決勝進出
7位:松浦 朱希(東京都山岳連盟)※準決勝進出
12位:小屋松 恋(横浜隼人高等学校)※準決勝進出

CREDITS

編集部 / 写真 © Dimitris Tosidis/IFSC

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