グループBで全完登した楢崎智亜

楢崎智亜が男子予選を首位タイで通過 グループBで唯一全完登【ボルダーW杯2023 第1戦八王子大会】

 東京都のエスフォルタアリーナ八王子で21日に開幕したクライミングW杯(ボルダー第1戦)。男子予選は楢崎智亜がグループBでただ1人全5完登に到達し、全体を首位タイで通過した。

 男子は世界ランク1位の緒方良行、2位の藤井快、3位の楢崎智亜が冒頭に登場し、完登を重ねていく。3人ともスラブの第2課題でアテンプトがかさんでしまったものの登り切り、その後藤井が第3課題で失敗した以外はトップホールドに到達して上位に位置した。中でも今月8~9日のボルダー&リードジャパンカップで予選敗退を喫するなど調子を落としていた楢崎は、全体的にアテンプト数こそ多かったが第3課題を唯一完登するなど復調傾向でグループ首位に立った。

緒方良行

藤井快

 彼らの他に安楽宙斗、通谷律、井上祐二、楢崎明智が予選を通過。合わせて7人の日本男子が準決勝に駒を進めた。安楽、通谷は第2、3課題の失敗から第4、5課題で盛り返して初のW杯出場ながら上位に浮上。一方、同じく初出場だった佐野大輝は21位に終わり準決勝まであと1歩及ばなかった。男子準決勝はあさって11時から行われる。

<準決勝進出選手>

1位:イ・ドヒョン(KOR)/A 5t5z 10 10
1位:楢崎 智亜(JPN)/B 5t5z 20 13
3位:藤井 快(JPN)/B 4t5z 8 17
3位:緒方 良行(JPN)/A 5t5z 14 11
5位:安楽 宙斗(JPN)/B 3t5z 4 17
5位:ニコライ・ウズニック(AUT)/A 4t5z 9 10
7位:ポール・ジョンフ(FRA)/A 4t5z 10 9
7位:通谷 律(JPN)/B 3t5z 5 10
7位:アンゼ・ペハルク(SLO)/B 3t5z 5 10
10位:ヤニック・フローエ(GER)/A 4t5z 12 14
11位:レオ・アベズー(FRA)/A 4t5z 13 10
11位:ハネス・ハン・デュイセン(BEL)/B 3t5z 9 15
13位:エドヴァーズ・グロザディス(LAT)/A 4t5z 18 12
13位:ミカエル・マウェム(FRA)/B 3t5z 13 17
15位:チョン・ジョンウォン(KOR)/B 3t4z 3 10
15位:井上 祐二(JPN)/A 4t5z 18 17
17位:楢崎 明智(JPN)/B 3t4z 5 10
17位:メジディ・シャールック(FRA)/A 4t4z 6 6
19位:ジェームス・ロペ(GBR)/A 4t4z 11 9
19位:マチュー・テルナン(FRA)/B 3t4z 8 6
――――――
21位:佐野 大輝(JPN)/B 2t5z 4 12
23位:高田 知尭(JPN)/A 4t4z 20 11
35位:関口 準太(JPN)/B 1t5z 3 23
43位:小西 桂(JPN)/A 3t4z 8 10
45位:杉本 怜(JPN)/A 3t4z 11 10

※左から予選順位、氏名、所属国、予選グループ、成績
※成績は左から完登数、ゾーン獲得数、完登に要した合計アテンプト数、ゾーン獲得に要した合計アテンプト数
※予選20位までが準決勝に進出

「IFSCボルダーワールドカップ2023八王子」大会特設サイト
大会公式掲示板(競技順・成績速報などはこちらから)

CREDITS

取材・文 編集部 / 写真 窪田亮

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