昨年9月にクライミングジム&コンディショニングAIDPIT(岐阜)で行われたボルダリング第4戦

スポーツクライミングジャパンツアー2022、全日程を終える

 昨年6月からスタートした2022シーズンの「SPORT CLIMBING JAPAN TOUR」(主催:JMSCA、以下ジャパンツアー)は、今月21日のスピード第4戦をもって全日程を終えた。

 ジャパンツアーはボルダリング・リード・スピード各ジャパンカップの出場選考を目的の1つとしており、選手は出場した各種目各大会の順位に応じて獲得できるポイントで年間ランキングを競い、上位40人(ジャパンカップ優先出場選手を除く)が各種目ジャパンカップへの出場権を得る。ジャパンツアーで出場できる大会数には上限があり、ボルダリングは4戦、リードは3戦(スピードは上限なし)。

 昨年12月まで全10戦が行われたボルダリングは、男子は通谷律、女子は中村真緒が両者とも280ポイントで総合1位。いずれも2戦で1位となり100ポイントずつを重ねた。同12月まで全6戦が行われたリードは、男子は清水裕登と鈴木音生が180ポイントで総合1位を分け合った。清水は2年ぶり、鈴木は2年連続の1位フィニッシュ。女子は高尾知那が平野夏海、廣重幸紀ら日本代表経験者を抑えての1位。スピードは最終戦でユースA男子の国内記録を更新し、トップにも立った田渕幹規が初の総合1位に。女子は2戦2勝の林かりんが総合首位だった。

 ジャパンツアー通過選手と優先出場選手(パリ五輪強化選手、昨季W杯日本代表選手)で争われる各種目のジャパンカップ(スピードは優先出場選手の設定なし)は、ボルダリングは2月4、5日、リードは2月25、26日、スピードは3月12日に開催される。

<SPORT CLIMBING JAPAN TOUR 2022 ランキング>

ボルダリング男子
1位:通谷 律/280pt
2位:鷹見 真洋/270pt
3位:佐野 大輝/220pt

ボルダリング女子
1位:中村 真緒/280pt
2位:関川 愛音/260pt
3位:野部 七海/240pt

リード男子
1位:清水 裕登/180pt
1位:鈴木 音生/180pt
3位:小俣 史温/160pt

リード女子
1位:高尾 知那/180pt
2位:平野 夏海/165pt
3位:廣重 幸紀/160pt

スピード男子
1位:田渕 幹規/200pt
2位:池田 雄大/180pt
3位:大政 涼/147pt

スピード女子
1位:林 かりん/200pt
2位:河上 史佳/165pt
3位:竹内 亜衣/160pt

※各種目3位までを掲載
※ボルダリングは3戦、リードとスピードは2戦を上限として、ポイントの高い大会が総合ポイントに加算される

「SPORT CLIMBING JAPAN TOUR 2022」特設ページ

CREDITS

編集部 / 写真 窪田亮

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