リードで逆転した森秋彩が女子首位に立った

森がリード完登で女子首位 日本勢全員が準決勝へ【クライミングW杯盛岡大会】

 クライミングW杯盛岡大会(コンバインド)が20日に開幕。リードで唯一の完登を記録した森秋彩が女子最高点で首位通過するなど、日本勢の男女8人ずつ全員が予選を突破した。

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 午前から行われたボルダリングは、男子は2課題目以降で完登者がバラける傾向にあり、その中で3完登全8ゾーンを獲得と着実にポイントを稼いだ楢崎智亜が84.9ポイントで首位に立った。女子はスタティックな難関の第2、第3課題を攻略して、ただ1人全4課題完登に達したオリアーヌ・ベルトン(フランス)が99.3ポイントで1位通過を果たした。

ボルダリング男子1位の楢崎

ボルダリング女子1位のベルトン

 午後のリードは、男子はトップホールドまで迫ったサッシャ・レーマン(スイス)が首位に浮上。女子は森の独走となり、1手につき4ポイントが加算される残り10手のハードなセクションも最後まで耐え、100ポイントを獲得。2位のナタリア・グロスマン(米国)に大きな23.9ポイント差をつけた。

リード男子1位のレーマン

リード女子1位の森。唯一の完登で総合順位でも1位に立った

 総合成績では、ボルダリングとリードいずれも2位のポイント数だったショーン・ベイリー(米国)が合計163.2ポイントで男子首位に。日本男子最高は139ポイントで3位の楢崎だった。女子はリードの100ポイントを追加して183.2ポイントとした森が2位のグロスマンらを上回った。明日21日は9時から男女準決勝、18時10分から男子決勝が行われる。

総合成績で男子を首位通過したベイリー

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取材・文 編集部 / 写真 窪田亮

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