リード男子表彰台=(左から)緒方良行、楢崎智亜、藤井快

リード男子で日本勢が表彰台独占、楢崎が頂点に ボルダリング女子は伊藤が制する【クライミングアジア選手権2022】

 韓国・ソウルで10日に開幕したクライミングアジア選手権。12日にリード男子決勝、ボルダリング女子決勝が行われ、リードで楢崎智亜、ボルダリングで伊藤ふたばが頂点に立った。

 リード男子は予選から上位5人を占めるなど日本勢が存在感を見せる。この種目を得意とする本間大晴や吉田智音らを抑え、準決勝で唯一完登したのが楢崎。勢いそのままに、決勝でも高度39+で最高到達点をマークした。今シーズンのリードW杯日本代表から外れた楢崎は、リードでは今年初の国際大会出場で優勝を収めた。2位には緒方良行、3位には藤井快が入り、ボルダリングW杯男子年間表彰台に上がった3人がアジアを舞台に異なる種目でも上位を独占した。

自身2度目のアジア選手権優勝を飾った伊藤(中央)

 ボルダリング女子では伊藤ふたばが2018年倉吉大会以来の1位に輝いた。予選は5課題中2完登でやや低調なスタートだったものの、準決勝は3つの一撃を含む全4課題を完登。そして決勝では完登者が出ていなかった最終第4課題を大トリで登り切り、ただ一人の全完登に到達した。その他の日本勢で決勝を戦った谷井菜月は4位、倉菜々子は5位だった。

<決勝リザルト>

[リード男子]
1位:楢崎 智亜(JPN)/39+
2位:緒方 良行(JPN)/36+
3位:藤井 快(JPN)/36
4位:本間 大晴(JPN)/32+
5位:吉田 智音(JPN)/31+
6位:チョン・ジョンウォン(KOR)/31
7位:チェン・ヨンチェン(CHN)/23+
8位:チュン・チー・ショージ・チャン(HKG)/20
―――――
10位:百合草 碧皇(JPN)※準決勝進出

※左から順位、氏名、所属国、決勝成績(高度)

[ボルダリング女子]
1位:伊藤 ふたば(JPN)/4t4z 6 5
2位:ラク・チリョ(CHN)/3t4z 8 10
3位:ソ・チェヒョン(KOR)/3t3z 5 4
4位:谷井 菜月(JPN)/3t3z 9 6
5位:倉 菜々子(JPN)/2t4z 3 4
6位:サ・ソル(KOR)/1t3z 1 3
――――――
7位:青柳 未愛(JPN)※準決勝進出
9位:小池 はな(JPN)※準決勝進出

※左から順位、氏名、所属国、決勝成績
※成績は左から完登数、ゾーン獲得数、完登に要した合計アテンプト数、ゾーン獲得に要した合計アテンプト数

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編集部 / 写真 JMSCA

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