野口啓代が2021年の「ネイルクイーン」を受賞
東京五輪で競技から引退した野口啓代が、ネイルをこよなく愛し、ネイルの素晴らしさを伝えた著名人に贈られる「ネイルクイーン」を受賞。11月21、22日に行われた「東京ネイルエキスポ ONLINE 2021」内で行われた『ネイルクイーン2021』授賞式に出席した。
野口はスポーツクライミングの女子銅メダルを獲得した東京五輪に勝負カラーの赤を施したネイルで出場。ホールドを掴むその指先に注目が集まり、日本のみならず世界中にネイルの魅力を広めた他、引退後はジェルネイルを楽しみながらクライミングをしたいと公言するなど、ネイルに対する意識の高さや愛情を強く感じさせる点が評価され、2019年に続くアスリート部門での受賞となった。
東京五輪で赤のネイルを選んだことについて問われた野口は「大会前日に赤のネイルを塗ると気合が入って勝負モードに入るというルーティーンになっていた。東京五輪も自分らしく、普段通りの赤で臨んだ」とコメント。赤のネイルへのこだわりについては「登っている時に目に入る自分の手元に色があるほうがテンションが上がるし、手にチョークが付くと真っ白になるが赤はその中でもはっきりとわかる。気が付いたら願掛けのようなものになっていた」と説明した。
「今までだったらできなかったような凝ったネイルをしたい」と今後の願望を述べた野口は、クライミングについても「競技は引退したけれど、クライミングは岩場を登ったり、大会に出なくても強くなったりと自分の課題をクリアすることはできる。そういった挑戦はこれからもしていきたい」と意気込んでいた。
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CREDITS
文 編集部