原田海「パーフェクトに近い登り」。男子予選後の選手コメント ボルダリングジャパンカップ2020

 8日にスタートした第15回ボルダリングジャパンカップ。男子予選では、今年は日本代表権獲得のため「しっかりと調整してきた」という原田海が「パーフェクトに近い登り」で全完登。同じく5完登した楢崎智亜らをアテンプト数の差で抑え、首位通過した。以下、予選を終えた選手たちのコメント一覧。

関連記事:原田海が全完登で首位
 

原田海コメント(首位)
「パーフェクトに近い登りができたと思う。去年は世界選手権のタイトルがあったのでS代表がすでに決まっていて、予選を落ちてもワールドカップに出場できたが、今年はこの大会で日本代表権を勝ち取る必要がある。そのためにしっかりと調整してきた。冬の間、2、3カ月と大会がない中で大会の感覚を忘れてしまうと去年のような失敗をしてしまうので、実戦形式のトレーニングを増やしてきた」
 

楢崎智亜コメント(3位)
「1課題目から5課題目までずっとストレスのかかる課題で、トライがかさんでしまった。迷うことが多かった。コンペの感覚はだいぶ高まってくると思うので、明日はより良い登りができると思う。コンディションはまだまだ上げていこうという感じだが、今できるベストを尽くしていきたい」
 

藤井快コメント(7位)
「全然ダメだった。正直、もう少し体が動くと思っていた。ウォーミングアップの感じも悪くなかったが、コンペの難しさを2課題目で思い知らされた。4課題目くらいからようやく体が動いてきて、最終課題を一撃できた。これでなんとかいけたかという感じで終われた。不安と嫌な感じの残るスタートだったと思う。全部登っていきたかったが、結果的に準決勝に残れればいい」
 

楢崎明智コメント(16位)
「登っていてストレスが溜まってしまった。1課題目からムーブをミスしていたが、正解ムーブが思い浮かんでいたのに、最初のムーブに固執してゴリ押しで登ってしまった。それが最後まで続いてしまい、イライラしていた。柔軟に対応すべきだった。ただ、ムーブがわかっていても登れなかった課題もあったので、全体的に登りづらかったと感じる」

CREDITS

取材・文 篠幸彦、編集部 / 写真 田中伸弥

back to top