森秋彩

金1、銀2の森が日本勢最高4位【リードW杯2023 女子年間ランキング】

 2023年のクライミングW杯リードシーズンは22~24日に行われた第6戦呉江大会をもって全日程を終了した。女子の年間ランキングでは森秋彩が日本勢最高の4位に入った。

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 森はリードW杯全6戦中3戦に出場。1位に1度、2位に2度輝いて出場全戦でメダルを獲得した。今月17日に20歳の誕生日を迎えた森はその後の呉江大会で今シーズン初優勝を飾り、2610ポイントとして年間10位から4位へと順位を上げた。W杯のランキングにポイントは反映されないが、8月の世界選手権では日本勢初のリード優勝、パリ五輪代表にも内定するなど活躍した。

 絶対女王として君臨するヤンヤ・ガンブレット(スロベニア)は森と同じく全体の半分となる3戦に出場。そのすべてで優勝したもののランキングは2位(3000ポイント)だった。頂点にはジェシカ・ピルツ(オーストリア)が初めて立った。5戦に出場しその多くで上位に入ったことで3235ポイントを手にしている。

ジェシカ・ピルツ

 日本勢は5位に谷井菜月、9位に久米乃ノ華とトップ10に森を含めて3人が入った。W杯デビューシーズンの久米は出場2戦目で銀メダルに輝くなど一桁順位でフィニッシュ。2度決勝に進出した野中生萌は14位と自己最高順位で終えている。

<W杯年間ランキング>

1位:ジェシカ・ピルツ(AUT)/3235
2位:ヤンヤ・ガンブレット(SLO)/3000
3位:ヴィータ・ルーカン(SLO)/2725
4位:森 秋彩(JPN)/2610
5位:谷井 菜月(JPN)/2525
6位:キム・ジャイン(KOR)/2485
7位:ソ・チェヒョン(KOR)/2430
8位:ミア・クランプル(SLO)/2275
9位:久米 乃ノ華(JPN)/2090
10位:モーリー・トンプソン・スミス(GBR)/1885
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14位:野中 生萌(JPN)/1341
19位:伊藤 ふたば(JPN)/1186.5
20位:中川 瑠(JPN)/1170
31位:小池 はな(JPN)/522
43位:平野 夏海(JPN)/205
52位:松藤 藍夢(JPN)/105
66位:柿崎 未羽(JPN)/76.5
93位:大田 理裟(JPN)/12

※左から順位、氏名、所属国、ポイント
※日本人選手は11位以下も掲載

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編集部 / 写真 © Dimitris Tosidis/IFSC

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