ボルダリングのユースA男子で3位に入った安楽宙斗(左から1人目)と優勝した通谷律(同2人目)

ボルダリングで通谷律が金 日本勢8個のメダル獲得【クライミング世界ユース選手権2022】

 米国・ダラスで現地時間22日に開幕したスポーツクライミングの世界ユース選手権で同24、25日、ボルダリングの各カテゴリー決勝が行われ、ユースA男子で優勝した通谷律を筆頭に日本勢が8個のメダルを獲得した。

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 24日のユースA(2005、06年生まれ)男子決勝には通谷と前回準優勝の安楽宙斗が進出。通谷は3つの一撃を果たすなど全4課題を完登し、アテンプト数の差で2位選手を上回り国際大会初出場初優勝を飾った。3位には安楽が入り、2大会連続でメダルを手にした。同女子決勝には永嶋美智華と竹内亜衣が駒を進め、3完登の永嶋が2位、2完登の竹内が4位に入った。

 同日のジュニア(2003、04年生まれ)男子決勝では、村下善乙、関口準太の日本勢2人が2、3位でW表彰台。村下は国際大会初の、関口は2019年大会以来のメダルとなった。同女子は野部七海が日本勢で唯一決勝を戦い3完登したが、完登に要したアテンプト数の差で5位に終わり惜しくも表彰台には届かなかった。

 25日はユースB(2007、08年生まれ)決勝が行われた。男子で山田航大、寺川陽、石原凛空の3人がいずれも国際大会初出場ながらファイナルにたどり着き、寺川が3位、山田が4位、石原が5位でフィニッシュした。同女子決勝では小田菜摘、村越佳歩が2、3位で表彰台入り。小田は全完一撃を遂げたが、前回優勝者のアナスタシア・サンダース(米国)も同じくノーミスで登り切り、準決勝上位だったサンダースに軍配が上がった。

<ボルダリング 日本勢結果>

▼ジュニア男子
2位:村下 善乙(法政大学)※決勝進出
3位:関口 準太(栃木県山岳・スポーツクライミング連盟)※決勝進出
※鷹見 真洋(東京都山岳連盟)は欠場

▼ジュニア女子
5位:野部 七海(埼玉県立熊谷工業高等学校)※決勝進出
8位:谷井 菜月(明治安田生命)
13位:葛生 真白(栃木県山岳・スポーツクライミング連盟)

▼ユースA男子
1位:通谷 律(佐賀県山岳・スポーツクライミング連盟)※決勝進出
3位:安楽 宙斗(千葉県立八千代高等学校)※決勝進出
10位:小俣 史温(東京都山岳連盟)

▼ユースA女子
2位:永嶋 美智華(静岡県山岳・スポーツクライミング連盟)※決勝進出
4位:竹内 亜衣(千葉市立千葉高等学校)※決勝進出
16位:抜井 美緒(奈良県立香芝高等学校)

▼ユースB男子
3位:寺川 陽(栃木県山岳・スポーツクライミング連盟)※決勝進出
4位:山田 航大(埼玉県立久喜北陽高等学校)※決勝進出
5位:石原 凛空(東京都山岳連盟)※決勝進出

▼ユースB女子
2位:小田 菜摘(大阪府山岳連盟)※決勝進出
3位:村越 佳歩(茨城県山岳連盟)※決勝進出
9位:関川 愛音(八戸市立湊中学校)

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編集部 / 写真 IFSC

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