ボルダリング王者・楢崎智亜がリードでも好調を維持/IFSCクライミング世界選手権2019八王子【リード男子予選】

 14日、エスフォルタアリーナ八王子で行われているIFSCクライミング世界選手権2019八王子はリード男子予選を行い、昨日のボルダリング男子で優勝した楢崎智亜が首位タイで準決勝に進出した。

 この日も楢崎の好調が止まらない。昨日は宿舎に帰ったのが24時を過ぎていたといい、朝起きると筋肉痛で体が悲鳴を上げていた。しかし「動き出すと体が流れてスムーズに行った」と2本のルートを軽快に登りきり、W杯優勝経験者であるサッシャ・レーマン(スイス)、ヤコブ・シューベルト(オーストリア)と並び、首位タイで準決勝へと駒を進めた。

楢崎はW杯優勝経験者のサッシャ・レーマン(写真)らと肩を並べる首位タイ通過となった。

 そのほかの日本勢も楢崎に続く。原田海が第2ルートの完登で4位、藤井快が11位に入ると、先月のW杯ブリアンソン大会で優勝した西田秀聖は23位、楢崎明智は予選通過ライン上の26位に滑り込んで予選を通過した。土肥圭太は惜しくも29位で敗退した。

 明日11時からの準決勝も予選と同じ男女同時進行で行われ、8名の決勝進出者を決める。

今シーズンはリードも好調の原田海は4位で予選を突破。

<男子予選>

1位:サッシャ・レーマン(SUI)/TOP/TOP
1位:楢崎 智亜/TOP/TOP
1位:ヤコブ・シューベルト(AUT)/TOP/TOP
4位:原田 海/32+/TOP
5位:ショーン・マッコール(CAN)/31+/TOP
6位:ドミトリー・ファキリャノフ(RUS)/TOP/32+
6位:アレクサンダー・メゴス(GER)/TOP/32+
8位:ステファノ・ギソルフィ(ITA)/28+/TOP
9位:ロメイン・デグランジュ(FRA)/33+/32+
10位:アダム・オンドラ(CZE)/TOP/31
11位:藤井 快/29+/32+
11位:ハネス・プーマン(SWE)/29+/32+
13位:ヤコブ・コーンクニー(CZE)/30+/32
14位:マーティン・ストラニク(CZE)/27/32+
15位:ドメン・スコフィッチ(SLO)/29/31+
16位:ショーン・ベイリー(USA)/29+/31
17位:ルドルフ・ルアーナ(USA)/25/32+
18位:チョン・ジョンウォン(KOR)/27+/31+
19位:ウラディスラフ・シェフチェンコ(RUS)/29+/28
20位:ウィリアム・ボシ(GBR)/27/31+
20位:キム・ハヌル(KOR)/27/31+
22位:マルチェッロ・ボンバルディ(ITA)/22+/32+
23位:西田 秀聖/26.5/31+
24位:マルティン・ベルガント(SLO)/29+/27
25位:ティム・ロイザー(NED)/27/31
26位:楢崎 明智/28/29

※予選上位26名が準決勝進出
※左から氏名、所属国、第1ルート成績、第2ルート成績

リザルト詳細は国際スポーツクライミング連盟/大会ページから

CREDITS

取材・文 編集部 / 写真 高須力

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