表彰台に上がった(左から)野中生萌、森秋彩、小池はな

森秋彩、止まらない強さ。大会7連覇を遂げる【リードジャパンカップ2026】

 スポーツクライミングのリードで競うリードジャパンカップ(DMG MORIアリーナ/三重県伊賀市)女子決勝が8日午後に行われ、森秋彩が大会7連覇の偉業を成し遂げた。

左が女子決勝ルート

 女子決勝には午前の準決勝を通過した森、中川瑠、小池はな、小田菜摘、青柳未愛、張替夢乃、小武芽生、野中生萌の8人が進出。決勝ルートはフィジカル要素の強い内容で、花の形をしたホールドが彩りを添えた。しかし見た目の可愛らしさとは裏腹に、花形ホールドへ飛びつく中盤のダイナミックなパートが難所となり、先頭の小武はそこで落下した。

野中生萌

 2番手の野中は得意とするランジを成功させると、そこからおよそ10手も高度を伸ばして39+へ到達。長く暫定トップに立つこととなる。5番手の小田はランジを回避して中間部を突破するも、35+で野中の記録には及ばなかった。さらに6番手の小池は力強いムーブを連発し、好記録が期待されたが、時間を要してしまい高度39でタイムアップ。野中の「+」にはわずかに届かなかった。

小池はな

終盤を登る森秋彩

 続く中川は予想外の27+に終わり、会場の視線は最後のクライマー・森へ集まる。森はランジパートを躊躇なく攻略。ヒールをかけながら野中の高度も超え、未踏の上部エリアへ進入した。足を上げてから手を伸ばし、完登に迫る。「今までの決勝の最終面で一番難しかった」と振り返った森は、大歓声の中、最後まで登り切るかと思われたが、トップホールドに触れた左手は保持ならず惜しくも落下した。

完登はならなかったが7連覇を達成した

 それでも森は圧巻のクライミングで大会7連覇を達成。まさに“女王”の貫禄を示した。2位には野中。今年のボルダージャパンカップに続き、リードでも銀メダルを獲得した。3位は小池はな。ユース時代から活躍してきた20歳がシニア大会で初の表彰台に上がった。

<決勝リザルト>

1位:森 秋彩(茨城県山岳連盟)/48+
2位:野中 生萌(無所属)/39+
3位:小池 はな(埼玉県山岳・スポーツクライミング協会)/39
4位:小田 菜摘(大阪府山岳連盟)/35+
5位:中川 瑠(日本大学)/27+
6位:青栁 未愛(東京都山岳連盟)/27+
7位:張替 夢乃(滋賀県山岳連盟)/27+
8位:小武 芽生(エスエスケイフーズ)/27+

※左から決勝順位、氏名、所属先、成績(高度)
※同高度の場合は準決勝順位の高い選手が上位

「リードジャパンカップ2026」大会特設サイト
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CREDITS

取材・文 編集部 / 写真 窪田亮

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