表彰台に上がった(左から)田渕幹規、大政涼、藤野柊斗
大政涼が4年ぶりの王座奪還 自己ベストに迫る4秒93締め【スピードジャパンカップ2026】
スポーツクライミングのスピードジャパンカップ(SJC)が16日、佐賀県多久市の九州クライミングベースSAGAで行われ、日本記録保持者の大政涼が4年ぶり2度目の優勝を果たした。
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日本代表選考大会でもあるSJCの予選には24人が出場。代表選考基準の一つである「5秒34以内」をめぐり、1位の大政(5秒08)、2位の藤野柊斗(5秒16)、3位の田渕幹規(5秒25)が基準をクリアした。4秒87の日本記録を持ち、世界ランキング10位以内ですでに代表権を確保している大政にとっては、条件を満たした上での順当な通過となった。
予選を首位で通過した大政
タイム順で16位までが進んだ決勝トーナメントでも、大政は安定した登りを続け、5秒15、5秒13のタイムで連勝。ベスト4には大政、藤野、田渕、齋藤蒼太の4人が名を連ねた。
ベスト4に進出した(左から)大政、齋藤、藤野、田渕
ビッグファイナル進出を懸けたセミファイナルでは、大政がユース世界選手権銅メダリストの齋藤と対戦。大政はこの日初の4秒台となる4秒98をマークして16歳の新鋭を退けた。もう一方の準決勝では前回王者・藤野がスタート直後に壁から離れてしまい、18歳の田渕が3年ぶりにSJCのビッグファイナルへと駒を進めた。
優勝候補の一角だった藤野がスタート直後に落下
天を仰いで悔しさをにじませた
ビッグファイナルは大政と田渕の対戦に
ここまで安定して5秒前後を記録してきた大政は、最終レースでさらに加速。スムーズなムーブで自己ベストに迫る4秒93を叩き出した。昨季のW杯で日本人初の年間3位に輝いた大政が最終レースをこの日の最速タイムで制する勝負強さを示し、4年ぶり2度目の国内王者に返り咲いた。
勢いよくスタートを切った大政
4秒93の好タイムで優勝した

<決勝リザルト>
1位:大政 涼(ダイキアクシス)/4秒93
2位:田渕 幹規(上宮高等学校)/5秒76
3位:藤野 柊斗(東洋大学)/5秒09
4位:齋藤 蒼太(千葉県山岳・スポーツクライミング協会)/5秒36
※左から順位、氏名、所属先、成績
※1・2位はビッグファイナル(1位決定戦)、3・4位はスモールファイナル(3位決定戦)の記録
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取材・文 編集部 / 写真 窪田亮
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