小屋松恋

小屋松恋が4連覇、齋藤蒼太が2連覇 世代別王者4人が決定【スピードユース日本選手権2026】

 スポーツクライミングの第6回スピードユース日本選手権多久大会が14日、九州クライミングベースSAGA(佐賀県多久市)で行われ、U-19の女子で小屋松恋が4連覇を飾るなど2026年の世代別王者4人が決まった。

 今大会もU-19(2008、09年生まれ)、U-17(2010、11年生まれ)の各男女で有力選手たちが壁を駆け登った。女子のU-17は6人が出場。予選を1、2位通過した齋藤蒼那と原菜都美が決勝のビッグファイナルで相まみえ、8秒37で原を0秒27上回った齋藤が千葉県勢対決を制した。

女子のU-17で優勝した齋藤蒼那(左)。右は原菜都美

 女子のU-19には4人が出場。7秒18の女子日本タイ記録を持つ小屋松恋が予選から決勝までの4レースすべてを7秒台で登り切り、カテゴリーをまたいでSYC4連覇を果たした。小屋松はシニア日本代表選考基準タイムである7秒89もクリアした。

女子のU-19で優勝した小屋松恋

 男子のU-17には6人が出場し、ビッグファイナルは渡邊大和と高橋立斗が対峙。女子のU-17ビッグファイナルと同じ千葉県勢同士の対戦は、高橋が中盤で失速した間に渡邊が抜き去って先にゴールパッドを叩いた。

男子のU-17で優勝した渡邊大和

 10人が登った男子のU-19は齋藤蒼太が2連覇を達成。昨年のユース世界選手権でスピード日本勢唯一のメダルを銅で獲得していた有望株は予選を5秒48の好タイムで1位通過。決勝トーナメントはレースを進めるごとにタイムを短縮し、セミファイナルで自身が持つU-17の日本記録を0秒03更新する5秒38を計測すると、ビッグファイナルでは5秒30を叩き出して頂点に立った。

男子のU-19で優勝した齋藤蒼太

 それぞれが刻んだタイムと経験は、確かな成長の証。次に彼らがどんな舞台で輝くのか、期待が高まる。
 

<リザルト>

U-17女子(2010、11年生まれ)

1位︰齋藤 蒼那(千葉県山岳・スポーツクライミング協会)/8秒37
2位︰原 菜都美(千葉県山岳・スポーツクライミング協会)/8秒64
3位︰望月 咲希(千葉県山岳・スポーツクライミング協会)/11秒35

優勝:齋藤蒼那コメント
「めちゃくちゃうれしい。(今シーズンの目標は)世界ユースで優勝すること」

U-19女子(2008、09年生まれ)

1位︰小屋松 恋(横浜隼人高等学校)/7秒82
2位︰岡信 葵衣(岡山県山岳・スポーツクライミング連盟)/8秒72
3位︰西村 優杏(千葉県山岳・スポーツクライミング協会)/8秒24

優勝:小屋松恋コメント
「4連覇を目指して頑張ってきた。しっかり勝負できるところは勝負できたのがよかったと思う。あす(のスピードジャパンカップ/SJC)は去年準優勝だったので今年は優勝を目指したいと思っているが、タイムがきょうは7秒6までしか出なかったので7秒台前半も見せていければいいなと思っている」

U-17男子(2010、11年生まれ)

1位︰渡邊 大和(千葉県山岳・スポーツクライミング協会)/6秒56
2位︰高橋 立斗(千葉県山岳・スポーツクライミング協会)/10秒88
3位︰大西 楓虹(神奈川県山岳連盟)/9秒07

優勝:渡邊大和コメント
「緊張で予選1本目をミスしてしまったがうまくいってよかった。目標は12月までに5秒台を出すこと」

U-19男子(2008、09年生まれ)

1位︰齋藤 蒼太(千葉県山岳・スポーツクライミング協会)/5秒30
2位︰片山 尚輝(千葉県山岳・スポーツクライミング協会)/FALL
3位︰柏 龍弥(三重県立久居農林高等学校)/6秒07

優勝:齋藤蒼太コメント
「前回大会を経験しているので流れはわかっていて緊張せずに登れたのがよかった。練習場所のほうがもっと寒い。きょうの気温は暖かったくらいなので問題はなかった。あすのSJCは初出場で優勝を目指したい。悔いの残らないように頑張りたい。優勝します!」

※左から順位、氏名、所属先、成績
※成績は、1・2位はビッグファイナル(優勝決定戦)、3位はスモールファイナル(3位決定戦)での記録

「第6回スピードユース日本選手権多久大会」大会特設サイト
大会公式掲示板(競技順・成績速報などはこちらから)

CREDITS

取材・文 編集部 / 写真 窪田亮

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