表彰台に上がった(左から)野中生萌、伊藤ふたば、関川愛音

伊藤ふたばが3年ぶり4度目V【ボルダージャパンカップ2026】

 1日午後、ボルダージャパンカップ(東京・駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場)の女子決勝が行われ、伊藤ふたばが安定したクライミングで3年ぶり4度目の優勝を飾った。

 決勝に進出したのは関川愛音、中村真緒、伊藤ふたば、松藤藍夢、倉菜々子、森秋彩、青柳未愛、野中生萌。この日午前の準決勝で8位以内に入り、最終ラウンドに駒を進めた。

女子ファイナリスト

 決勝は第1課題からパワフルなルートが設定された。先頭の野中は得意とするタイプの課題を一撃。3番手の森はポジションを丁寧に調整しながらゴールへの距離を縮めて登り切った。最後の一手が難しく、以降に完登したのはフラッシュした伊藤のみだった。

第1課題を完登した野中生萌

伊藤ふたばも安定したクライミングを披露していく

 ダイナミック系の第2課題では、野中と伊藤が連続完登に成功。ともに安定したフィジカルを武器に、両手を上下に広げて止めるランジも鮮やかに決めた。第3課題は一転してスラブのバランス系。途中にノーハンドで進むセクションが組み込まれ、野中、伊藤ら8人中6人がトップホールドに到達した。

第2課題を完登した伊藤ふたばく

 最終第4課題、野中は最初のトライから完登に迫ったが、最後の連続するムーブを決め切れず10点止まり。それでも合計84.5点で暫定首位として競技を終えた。6番手の伊藤、7番手の中村、8番手の関川に優勝の可能性が残る中、伊藤は右手と右足トウを同時に繰り出すテクニカルなムーブを一発で決めて10点獲得に成功。完全攻略はならなかったが84.8点に達して野中を抜き、後続が一撃しても届かない点差をつけたため優勝を確実なものとした。この課題では負傷を抱えながらも挑み、唯一完登した青柳の登りが光った。

3位に入った関川愛音

 伊藤は史上最年少優勝した2017年、20年、23年、そして26年と、3年ごとに制覇するジンクスで4度目の栄冠に輝いた。2位の野中は8大会連続、3位の関川は2大会連続で表彰台に上がった。

<決勝リザルト>

1位:伊藤 ふたば(デンソー岩手)/84.8pt
2位:野中 生萌(無所属)/84.5pt
3位:関川 愛音(八戸学院光星高等学校)/69.6pt
4位:中村 真緒(日新火災)/59.6pt
5位:森 秋彩(茨城県山岳連盟)/58.9pt
6位:松藤 藍夢(日本大学)/54pt
7位:青柳 未愛(東京都山岳連盟)/34.8pt
8位:倉 菜々子(新東工業)/10pt

※左から順位、氏名、所属先、獲得ポイント
※ポイントはゾーン到達で10点、完登で25点。各課題のポイント獲得までにフォールした回数×0.1点が減点

「ボルダージャパンカップ2026」大会特設サイト
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CREDITS

取材・文 編集部 / 写真 窪田亮

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