楢崎智亜「優勝も狙える」BJC前日会見
1月31日に開幕するボルダージャパンカップ(以下BJC)に向けたオンライン記者会見が30日に行われ、今シーズンの日本代表に内定している楢崎智亜が出席した。
代表権をすでに獲得している楢崎にとって、あすから始まるBJCは5月からのワールドクライミングシリーズ(以下Wシリーズ)を見据えた取り組みの現在地を測る場でもある。会見ではコンディションについて「悪くない感じ」と語り、今季はBJCにピークを合わせるというより「Wシリーズに向けていろいろやってきている」と説明する。その中で、冬に積み重ねてきたことが噛み合えば「優勝も狙えるかなと思っている」と静かな自信をのぞかせた。
昨季を振り返ると、序盤2戦は攻め方やコンディションが良かった一方で、負傷により一度調子を落とした。それでも世界選手権に向けて再びピークを合わせ直して挑戦できたことは「次の世界選手権に向けてもいいシーズンだった」という。ケガを通してトレーニングやケアへの向き合い方も改善され、「そこは今年も継続して頑張りたい」と前を向く。
現在取り組んでいる課題は「傾斜での体力面」だという。「年々落ちてきていると感じている」と率直に語り、4〜5分間の競技時間の中で有効なトライをどれだけ増やせるかが重要だと強調する。登り込みに加えて「登っている最中の判断や、迷える時間が長く取れるような登り」を意識しているが、完成までは「もう少し時間がかかる」とした。
BJCの目標はもちろん優勝。そのうえで、「この冬にやってきたことの手応えをしっかり感じられれば、この後のシーズンに向けてもモチベーションが上がる」と位置づける。世界選手権のない2026年は明確なピークを設定しづらい中でも、「どの大会を通しても成長できるシーズンにしたい」と見据える先はぶれていない。若手選手たちのモチベーションの高さを感じているという楢崎は、「今年のBJCや代表に入るメンバーが楽しみ」と目を細める。台頭する世代の存在を追い風に、自身もなお成長を求め、あすからのBJCに臨む。
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取材・文 編集部
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