安楽宙斗、森秋彩、大政涼らが愛媛県知事を表敬訪問 明日から西条市で大会開催
スポーツクライミングの安楽宙斗、森秋彩、大政涼、清水裕登、谷井菜月の5選手が7日、愛媛県庁を表敬訪問した。同県西条市の石鎚クライミングパークSAIJOでは8、9日に「BEMAC クライミング ドリームカップ 2025 in 西条」が開催される。
愛媛県は2017年の愛顔つなぐえひめ国体(現国民スポーツ大会、以下国スポ)後、スポーツ専門員という制度を設け、大会のレガシーをスポーツの活性化に結び付けようとしている。愛媛県は地元出身の大政や、スポーツ専門員の清水、谷井の活躍を評価。その3人にドリームカップに出場する安楽、森も加わって愛媛県の中村時広知事のもとを訪問した。大政はスピードW杯年間3位の報告とトロフィーを見せてスポーツクライミングの魅力を話した。
中村知事にW杯年間3位のトロフィーを見せる大政
来年は西条市の壁を活かし、スケートボードやパルクールなどとのアーバンスポーツの複合的な大会を開催する構想があるといい、選手たちはスポーツクライミングを通じて素晴らしい施設を発信していきたいと意気込んだ。
ドリームカップではボルダー、リード、スピード、スピードリレーを実施し、パリ五輪でボルダー&リード男子銀メダルに輝いた安楽、同女子4位の森、スピード日本記録保持者の大政が招待選手として複数種目に出場する。大会の模様はYouToubeでライブ配信される。
▼安楽宙斗
「この大会がすごく楽しみで、シーズンオフの期間でしたが、トレーニングを続けてきました。その成果を少しでも出せるように頑張って盛り上げたいと思います」
▼森秋彩
「大会は楽しそうで、愛媛県が好きということもありますし、自然がたくさんある中で登れるのも楽しみなので、成績はあまり気にすることなく、楽しく、いい登りを見せられたらなと思っています。選手たちは身長差などある中で違った攻略法で登ったりするので、観客の皆さんにはその辺を楽しんでもらいたいです。リードのセッターさんは難易度の高い課題をつくってくるかもしれないので、セッターさんに勝って、完登して優勝したいなと思います」
▼大政涼
「寒さもあるのでスピード日本新記録のタイムが出るのか不安はありますが、タイムが出せるようなアップ方法だったりトレーニングもしたりしているので、しっかり準備をして4秒台を出して優勝を狙いたいと思います。ボルダーも出場しますが、趣味のような範囲でしかやっていないため、リフレッシュする感じで楽しみたいと思います」
▼清水裕登
「愛媛県所属で地元なので、得意とするリード種目で成績をしっかり残せるように頑張りたいです。ボルダーでも決勝に残り、大会を盛り上げられればと思っています。自分らしい、手堅い登りを観に来てくれる観客の方たちに見せられるとうれしいです」
▼谷井菜月
「膝のケガをしてからあまりボルダーの練習ができていないのですが、リードとボルダーの両方に出場します。ボルダーは決勝に進めるように、リードでも上位に入れるように登りたいと思います。応援してもらってパワーが出るタイプなので、声援を力に変えて優勝を目指して頑張ります」
「BEMAC クライミング ドリームカップ 2025 in 西条」公式サイト
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取材・文 編集部
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