年間表彰台に上がった(左から)ワトソン、キロマル、大政

大政涼が3位で日本人初のスピードW杯年間表彰台【スピードW杯2025|男子年間ランキング】

 2025年のスピードW杯は9月12、13日に行われた貴陽大会をもって全6戦が終了。男子の年間ランキングが確定し、23歳の大政涼が3位に入り日本人として初めて年間表彰台に上がる快挙を成し遂げた。

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 4月のW杯開幕戦直前に4秒87の日本新記録をマークした大政は、その後W杯全戦に出場しそのすべてで予選を通過。日本勢は数年前まで予選を突破することが簡単ではない状況が続いていたが、安定感が増した大政はその壁を破った。さらにそのうち5戦で一桁順位、3戦でメダルを獲得。第2戦と第6戦では敗れてしまったものの、優勝を決めるビッグファイナルを戦うなど貴重な経験を積んだ。第2戦での銀メダル獲得は日本勢として初の偉業だった。

日本人初の年間表彰台に上がる活躍を見せた大政涼

[各戦優勝者]
第1戦:ロン・ジェングオ(CHN)
第2戦:サミュエル・ワトソン(USA)
第3戦:キロマル・カティビン(INA)
第4戦:ラハジャティ・ナルサムサ(INA)
第5戦:サミュエル・ワトソン(USA)
第6戦:チュ・ショウホン(CHN)

 年間1位はインドネシアのキロマル・カティビンで、これまでの最高順位だった2021、22年の自己最高年間2位から順位を上げた。第3戦の優勝を含めて初戦から第4戦まで表彰台に上がり、最多の3945ポイントに達した。大政は3410ポイントで、その差は535ポイントだった。

年間1位に立ったキロマル・カティビン

<W杯年間ランキング>

1位:キロマル・カティビン(INA)/3945pt
2位:サミュエル・ワトソン(USA)/3629pt
3位:大政 涼(JPN)/3410pt
4位:ロン・ジェングオ(CHN)/3315pt
5位:チュ・ショウホン(CHN)/3110pt
6位:ザック・ハマー(USA)/2946pt
7位:アミル・マイムラトフ(KAZ)/2625pt
8位:ラハジャティ・ナルサムサ(INA)/2505pt
9位:リエンダー・カルマンス(GER)/1990pt
10位:ヤロスラフ・トカチ(UKR)/1900pt
――――――
16位:藤野 柊斗(JPN)/816pt
61位︰安川 潤(JPN)/62pt
73位:大西 月華(JPN)/27pt

※左から順位、氏名、所属国、ポイント
※日本人選手は11位以下も掲載

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編集部 / 写真 IFSC

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