
表彰台に上がった(左から)安楽、ロペス、吉田
安楽宙斗が2位、吉田智音が3位、鈴木音生が4位【リードW杯2025|男子年間ランキング】
2025年のリードW杯は現地時間9月5、6日に行われたコペル大会をもって全6戦が終了した。男子の年間ランキングでは22歳のアルベルト・ヒネス・ロペス(スペイン)が初の1位に輝き、2位に18歳の安楽宙斗、3位に21歳の吉田智音、4位に21歳の鈴木音生が入った。
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年間1位でフィニッシュしたアルベルト・ヒネス・ロペス(スペイン)
各戦の優勝者は、第1戦、第4戦、第6戦が安楽、第2戦が吉田、第3戦が鈴木、第5戦がイ・ドヒョン(韓国)。年間1位に立ったロペスは優勝こそなかったものの、第1戦から第3戦までのすべてで3位、第4戦から第6戦までのすべてで2位に入り、全戦でメダルを獲得する安定感でランキング首位でフィニッシュした。
[各戦優勝者]
第1戦:安楽宙斗(JPN)
第2戦:吉田智音(JPN)
第3戦:鈴木音生(JPN)
第4戦:安楽宙斗(JPN)
第5戦:イ・ドヒョン(KOR)
第6戦:安楽宙斗(JPN)
今シーズンから年間ランキングのポイント算出方法が変わり、最も順位ポイントの低かった大会を合計ポイントから除外しなくなった。安楽は計3戦で優勝したものの、第2戦で16位に終わったことが響き、ロペスの4485ポイントと340ポイント差の4145ポイントで2位だった。
年間2位で終えた安楽宙斗
それでも、全6戦のうち5戦で日本男子が優勝。安楽を筆頭に、吉田と鈴木が自身初のW杯優勝を成し遂げるなど活躍をみせた。トップ10以内には小俣史温もランクインした。今月21~28日に予定されている世界選手権(韓国・ソウル)でも日本勢の上位進出に期待が持てる結果となった。
吉田は全6戦に出場し、すべて4位以上。初めて年間表彰台に上がった
過去最高年間4位の鈴木も躍進の年となった(写真:© Kazushige Nakajima/IFSC)
<W杯年間ランキング>
1位:アルベルト・ヒネス・ロペス(ESP)/4485pt
2位:安楽 宙斗(JPN)/4145pt
3位:吉田 智音(JPN)/4130pt
4位:鈴木 音生(JPN)/3315pt
5位:イ・ドヒョン(KOR)/2950pt
6位:ヤニック・フローエ(GER)/2485pt
7位:フィリップ・シェンク(ITA)/2245pt
8位:トビー・ロバーツ(GBR)/2240pt
9位:マックス・ベルトン(FRA)/2195pt
10位:小俣史温(JPN)/1866pt
――――――
25位:本間 大晴(JPN)/675pt
30位:村下 善乙(JPN)/493.5pt
32位:清水 裕登(JPN)/470pt
38位:百合草 碧皇(JPN)/300pt
46位:樋口 純裕(JPN)/140pt
54位:田中 修太(JPN)/95pt
※左から順位、氏名、所属国、ポイント
※日本人選手は11位以下も掲載
CREDITS
文 編集部 / 写真 @Emiliano Villani/IFSC
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