女子のU-19で大会3度目の優勝を果たした村越佳歩(中央)

村越佳歩が3度目V 王者の4人中3人が初表彰台を優勝で飾る【ボルダーユース日本選手権2025】

 スポーツクライミングの第11回ボルダーユース日本選手権が5月31日、6月1日に鳥取県立倉吉体育文化会館で行われ、今年から新設されたU-17(2009、10年生まれ)とU-19(2007、08年生まれ)で男女各王者が誕生した。

 U-17は男女とも公式大会で初表彰台となる2人が頂点に立った。男子は予選を5位で通過した小山楚嵐が唯一2課題を登り切り、2位に終わった濱田琉誠の連覇を阻止。女子は完登に要したアテンプト数よるポイント差で齋藤紗里依が予選7位から一気に1位まで駆け上がった。

男子U-17優勝の小山楚嵐

女子U-17優勝の齋藤紗里依

 U-19の男子王者・佐々木玲偉も公式大会で初めてのメダル獲得が金となった。佐々木は少ないアテンプト数で2課題を完登し、第2課題をただ一人攻略した山田航大を僅差のポイント数でかわした。女子は2022、23年大会で優勝していた村越佳歩が3度目の戴冠。決勝全カテゴリーの中で村越だけが3課題すべてのトップホールドに達し、注目の小田菜摘らを抑えて文句なしの優勝を飾った。

男子U-19優勝の佐々木玲偉

女子U-19優勝の村越佳歩

 

<表彰台一覧>

男子U-17(2009、10年生まれ)

1位:小山 楚嵐(三重県山岳・スポーツクライミング連盟)/58.9pt
2位:濱田 琉誠(神奈川県山岳連盟)/44.6pt
3位:小西 充晃(熊本県山岳・スポーツクライミング連盟)/44.6pt

女子U-17(2009、10年生まれ)

1位:齋藤 紗里依(栃木県山岳・スポーツクライミング連盟)/44.5pt
2位:松浦 朱希(東京都山岳連盟)/43.9pt
3位:中村 まりん(茨城県山岳連盟)/34.9pt

男子U-19(2007、08年生まれ)

1位:佐々木 玲偉(福島県山岳・スポーツクライミング連盟)/59.7pt
2位:山田 航大(埼玉県山岳・スポーツクライミング協会)/59.4pt
3位:長森 晴(N高等学校)/44.8pt

女子U-19(2007、08年生まれ)

1位:村越 佳歩(茨城県山岳連盟)/74.5pt
2位:山 真奈実(三重県山岳・スポーツクライミング連盟)/59.6pt
3位:山根 嘉穂(茨城県山岳連盟)/59.5pt

※左から氏名、所属先、決勝成績(ポイント)
※ポイントはゾーン到達で10点、完登で25点。各課題のポイント獲得までにフォールした回数×0.1点が減点される

「第11回ボルダーユース日本選手権倉吉大会」特設サイト
大会公式掲示板(競技順・成績速報などはこちらから)

CREDITS

編集部 / 写真 窪田亮

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