通谷律がボルダー3連覇達成 予選から全課題完登で快挙【クライミングユース世界選手権2024】
中国・貴陽で開催中のIFSCクライミングユース世界選手権は29日、U-20の男女ボルダー決勝、U-16の男女スピード決勝を行い、U-20男子ボルダーで通谷律が優勝した。通谷はカテゴリーをまたいで大会3連覇を成し遂げた。
通谷は予選の6課題中5課題を一撃するなど全完登で首位発進すると、準決勝も全4課題を完登で2位通過、決勝はただ一人4課題を登り切り、文句なしで金メダルを獲得した。決勝には田宮瑛人も進出して2完登で5位、和田樹怜は準決勝敗退で18位、松岡玲央は予選敗退で22位だった。女子は日本勢3人が出場し、竹内亜衣が13位、小倉紗奈が15位、永嶋美智華が16位でいずれも準決勝敗退だった。
U-16のスピードは日本男子3人中3人、日本女子3人中2人が予選を突破して上位16人による決勝トーナメントに進出。複数の日本人選手が初戦を勝利するなど健闘し、男子は齋藤蒼太の6位、女子は原菜都美の6位が日本勢最高だった。
<日本勢結果>
▼U-20男子ボルダー
1位:通谷 律(佐賀県山岳・スポーツクライミング連盟)※決勝進出
5位:田宮 瑛人(東京都山岳連盟)※決勝進出
18位:和田 樹怜(高知県山岳連盟)※準決勝進出
22位:松岡 玲央(同志社大学)
▼U-20女子ボルダー
13位:竹内 亜衣(筑波大学)※準決勝進出
15位:小倉 紗奈(同志社大学)※準決勝進出
16位:永嶋 美智華(静岡県立静岡西高等学校)※準決勝進出
▼U-16男子スピード
6位:齋藤 蒼太(千葉県山岳・スポーツクライミング協会)※決勝トーナメント進出
7位:柏 龍弥(三重県立久居農林高等学校)※決勝トーナメント進出
10位:石田 観千(福岡県山岳・スポーツクライミング連盟)※決勝トーナメント進出
▼U-16女子スピード
6位:原 菜都美(千葉県山岳・スポーツクライミング協会)※決勝トーナメント進出
7位:岡信 葵衣(岡山県山岳・スポーツクライミング連盟)※決勝トーナメント進出
22位:岡部 朱里(千葉県山岳・スポーツクライミング協会)
CREDITS
文 編集部 / 写真 © Richard Aspland/IFSC